大リーグ機構が声明「大谷翔平は詐欺の被害者」…ドジャース「全て忘れてWS優勝へ前進できることをうれしく思う」

AI要約

MLBは大谷翔平選手を詐欺の被害者と認定し、水原一平被告の違法賭博疑惑に関する問題を終結したことを発表した。

ドジャースも声明を出し、状況を受け入れて問題を忘れ、ワールドシリーズ優勝を目指すとした。

水原一平被告は銀行詐欺罪で有罪を認め、訴追された。

 【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)=帯津智昭】米大リーグ機構(MLB)は4日(日本時間5日)、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平被告(39)の違法賭博疑惑について、「公表された連邦捜査の徹底性、MLBが収集した情報、そして刑事手続きが争われることなく解決されたことを踏まえ、MLBは大谷翔平選手を詐欺の被害者とみなし、この問題は終結した」との声明を発表した。

 これを受け、ドジャースは敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦前に声明を出し、「本日の水原一平被告に対する刑事訴訟での答弁と、連邦政府とMLBの調査の結論を受けて、ドジャースは、翔平とチームがこの問題を全て忘れて、ワールドシリーズ優勝を目指して前進できることをうれしく思う」とした。

 大谷選手の預金口座から約1700万ドル(約26億6000万円)をだまし取ったとして銀行詐欺罪などで訴追された水原被告は4日、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、有罪を認めた。