与党連合、過半数維持も大幅減 モディ首相求心力低下も インド総選挙

AI要約

インド下院総選挙が開票され、与党連合が過半数を維持する見通し

モディ首相率いるBJPは議席を減らし、求心力が低下

BJPは北部ウッタルプラデシュ州などで苦戦し、目標の議席数に届かず

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院総選挙が4日、開票された。

 地元メディアによると、モディ首相(73)率いるインド人民党(BJP)を中心とする与党連合が、小選挙区543議席のうち290議席前後を得て過半数を維持する見通し。ただ、2019年の前回選挙から60議席程度減と大幅に減らす見込みで、モディ氏の求心力低下につながる可能性がある。

 BJPは人口が最多の北部ウッタルプラデシュ州などで苦戦し、伸び悩んだ。政権を奪回した14年以降の総選挙で初めて単独過半数を割り込む可能性が高い。14年は282議席、前回は303議席だった。今回は370議席を目標としていた。