ガザの建物、55%が全壊か損傷 国連

AI要約

パレスチナ自治区ガザへの侵攻以来、約8か月間で約55%の建物が破壊または損傷した可能性があることが分かった。

国連衛星センターが衛星画像分析結果を公開し、約13万7297棟の建物が被害を受けたことを報告した。

被害は大きく損傷した建物1万6513棟、一部損傷が4万7368棟、損傷の可能性がある建物3万6825軒に及んでおり、住居13万5142戸が損害を受けた。

【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)への侵攻が始まって以来、約8か月間に同地の全建物の約55%が破壊されたか損傷した可能性があることが分かった。国連衛星センター (UNOSAT)が3日、人工衛星画像分析の暫定結果を公開した。

 UNOSATはX(旧ツイッターに、分析から13万7297棟の建物が被害を受けたと投稿した。

 UNOSATは、今年5月3日に撮影された衛星画像と昨年5月、9月、10月15日、11月、今年1月に撮影された画像を比較・分析。「3万6591軒の建物が破壊された」と指摘した。

 さらに「大きく損傷した建物が1万6513棟、一部損傷が4万7368棟、損傷の可能性ありが3万6825軒」とし、被害は「ガザの建物の総数の約55%」に及んでいると説明した。住居の戸数では計13万5142戸が損害を受けたとしている。

 分析結果は暫定的なもので、現地調査により検証されているわけではないという。【翻訳編集】 AFPBB News