インド総選挙一斉開票 モディ政権継続の見通し

AI要約

インドで行われた下院総選挙では、モディ首相率いる与党連合が過半数を獲得する見通しとなっている。

インドは世界3位の経済大国になる見込みであり、日本や米国にとって重要なパートナーとされているが、政権長期化による専制的姿勢やヒンズー至上主義の懸念がある。

インドは世界最大の民主主義国家であり、経済成長も著しく、人口も多い国である。

 【ニューデリー共同】インドで4日、下院(定数545)総選挙が一斉開票された。堅調な経済を受け、地元メディアの出口調査ではモディ首相(73)率いるインド人民党(BJP)中心の与党連合が過半数を獲得する見通し。今後数年で世界3位の経済大国になると見込まれ、中国をにらむ日本や米国にとって重要なパートナーだが、政権長期化で専制的姿勢やヒンズー至上主義色が一層強まるとの懸念も根強い。

 インドの人口は14億4千万人を超える。「世界最大の民主主義国家」と呼ばれ、選管によると有権者数は約9億7千万人に上る。2023年度の国内総生産(GDP)は前年度比8.2%増を記録した。