# 風力

禁止区域以外は許可制に 福島市のメガソーラーなど設置抑制条例
2024.08.30

禁止区域以外は許可制に 福島市のメガソーラーなど設置抑制条例

 福島市は来年4月の施行を目指す大規模太陽光発電施設(メガソーラー)や風力発電施設の設置を抑制する条例で、施設の整備を認めない「禁止区域」を除く市内全域を許可制とする方針を固めた。29日、市役所で開いた市環境審議会で条例の骨子案を示した。 骨子案では、災害の発生や景観の悪化を招く

営業運転をスタート いわきの風力発電所
2024.08.30

営業運転をスタート いわきの風力発電所

 風力発電などを手がけるユーラスエナジーホールディングス(HD、東京都)は29日、子会社のユーラス三大明神風力(福島県いわき市)がいわき市に建設を進めていた「ユーラス三大明神ウインドファーム」が完成し、同日から営業運転を開始したと発表した。 三大明神山(同市遠野町)などが連なる標

検証委員の1人は「洋上風力汚職で起訴の議員に個人献金」 風力発電協会の残念すぎる自己検証の中身
2024.08.30

検証委員の1人は「洋上風力汚職で起訴の議員に個人献金」 風力発電協会の残念すぎる自己検証の中身

 「最初から着地点が決まっていた。結論ありきの検証だ」。日本風力発電協会(JWPA)が7月22日に公表した「検証報告書」について、ある会員企業の社員は憤る。 JWPAは風力発電の業界団体で、約500社のメーカーや発電事業者などが加盟。近年は洋上風力に関する政策提言を積極的に行って

「風力タービン」による鳥への被害を減らす最新技術
2024.08.28

「風力タービン」による鳥への被害を減らす最新技術

ヨーロッパの企業が、特定の鳥の群れを最大4マイル(約6.4キロメートル)先で検知し、風力で発電する風力タービンを停止させる鳥類検知レーダーを開発した。これにより風力タービンが鳥を殺すという過剰な懸念を最終的に解決できるかもしれない。研究によると、風力タービンは確かに鳥を殺している

国内最大級の「風力発電施設」で実証実験中のメロンの水耕栽培 年間1500~1600個を収穫予定
2024.08.28

国内最大級の「風力発電施設」で実証実験中のメロンの水耕栽培 年間1500~1600個を収穫予定

青森県つがる市の国内最大級の風力発電施設「ウィンドファームつがる」で、地元の農家と連携して実証実験中のメロンの水耕栽培の様子が公開されました。つがる市柏にある「ガラス温室」で、収穫間近の直径15cm程のメロンがたわわに実ってます。このメロンは、一般家庭9万世帯分の電

一般家庭9万世帯分 国内最大の風力発電所が稼働5年目 つがる市のウィンドファームつがる
2024.08.27

一般家庭9万世帯分 国内最大の風力発電所が稼働5年目 つがる市のウィンドファームつがる

稼働5年目を迎えた国内最大となるつがる市の風力発電所で運転状況の説明会が開かれました。説明会は東京の「グリーンパワーインベストメント」が建設したつがる市の風力発電所「ウィンドファームつがる」が開きました。風車38基が市西部の広域農道沿いの12キロに設置され、全体の最

驚異の外形「世界一長~い飛行機」実現? 「でもあんまりモノ積めません」…なのになぜそんなにデカいのか
2024.08.25

驚異の外形「世界一長~い飛行機」実現? 「でもあんまりモノ積めません」…なのになぜそんなにデカいのか

 米国のスタートアップ企業ラディアが、超大型4発ジェット輸送機「ウィンドランナー」の開発を構想中です。この機はラディア自身も「世界最長」とうたっており、全長108m、横幅80mという大きさ。横幅は「世界最大の旅客機」とされるエアバスA380 とほぼ同じながら、全長はA380 より35mも長いで

洋上風力3000万-4500万kW形成へ…NEDOが刷新、「風況マップ」とは?
2024.08.22

洋上風力3000万-4500万kW形成へ…NEDOが刷新、「風況マップ」とは?

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は洋上風力発電の設置に適した場所を探せる「洋上風況マップ」を刷新する。風車の大型化を踏まえ、高さ数百メートル地点の風況も分かるようにする。2025年までに詳細な仕様を詰め、27年度にも切り替える。政府は40年までに洋上風力の発電容量で3000万キロ

世界の再エネ消費量が過去最高を更新、生産シェア1位は中国で35%
2024.08.21

世界の再エネ消費量が過去最高を更新、生産シェア1位は中国で35%

今年6月、Energy Instituteは2024年版の『世界エネルギー統計レビュー(Statistical Review of World Energy)』を発表した。この統計は、主要なエネルギー源の需給状況を国レベルで包括的に示したものである。本稿では、風力発電と太陽光発電

住友商事が洋上風力市場へ積極投資。船舶海洋事業の成長に期待
2024.08.19

住友商事が洋上風力市場へ積極投資。船舶海洋事業の成長に期待

 住友商事は洋上風力関連船舶への投資を拡大していく方針だ。既に大型風車の部材輸送に対応するRORO型重量物船の保有会社を、オランダの船舶保有運航会社と合弁で設立。建設・保守作業を支援するCSOV(コミッショニング・サービス・オペレーション・ベッセル)で世界2位の船隊を擁するノルウェーのIWSフ

プロペラなし風車開発へ 衝突事故減らし猛禽類保護
2024.08.16

プロペラなし風車開発へ 衝突事故減らし猛禽類保護

 北海道釧路市の猛禽類医学研究所と東京のベンチャー企業「チャレナジー」が、国の天然記念物オジロワシなどが風車に衝突する事故「バードストライク」を減らすため、プロペラのない風力発電機の開発を進めている。昨年には保護ワシを使った実証実験に着手。「真に環境に優しい風力発電」は実現なるか。

GX導入拡大に向け 斎藤経済大臣 石狩洋上風力を視察
2024.08.09

GX導入拡大に向け 斎藤経済大臣 石狩洋上風力を視察

斎藤健経済産業大臣はきょう、石狩湾新港の洋上風力発電所を視察し、脱炭素社会を目指すGX=グリーントランスフォーメーションの導入拡大に向け事業者と意見を交わしました。 石狩湾新港の洋上風力発電所はことし1月に運転を始めていて、現時点で国内最大出力の風車を14基設置しています。 斎藤

バルミューダ、半期の最終損益は2年ぶり黒字転換--寺尾社長が「最大の可能性」と見据える事業とは
2024.08.09

バルミューダ、半期の最終損益は2年ぶり黒字転換--寺尾社長が「最大の可能性」と見据える事業とは

 バルミューダは8月8日、2024年12月期第2四半期(2024年1~6月)の決算を発表した。売上高は前年同期から5億8400万円増の63億3000万円、営業利益は同6億9500万円の損失から、9900万円の損失と赤字幅を縮小した。経常利益は5億9700万円の損失から、3300万円の黒字、中間

洋上風力、浮体式基礎量産へ…日立造・鹿島が技術開発
2024.08.07

洋上風力、浮体式基礎量産へ…日立造・鹿島が技術開発

日立造船は5日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション(GI)基金事業における鹿島とのコンソーシアムで、浮体式洋上風力発電設備の基礎の新たな量産化技術を開発したと発表した。造船ドックに水を張った状態で分割ブロックを組み立て、排水後に溶接を行う新工法で、組み立て工

東京ガス、ポルトガルの洋上風力に21%出資
2024.08.07

東京ガス、ポルトガルの洋上風力に21%出資

 東京ガス <9531> は6日、ポルトガルで浮体式洋上風力発電事業を運営するポルトガルのウインドプラスに21.2%出資すると発表した。スペインの洋上風力会社から保有株式の一部を取得する。東ガスが、浮体式洋上風力発電事業に参画するのは初めて。出資額は非公表。 

<関西電力が北海道内2例目の計画>北海道南部・松前沖に
2024.08.01

<関西電力が北海道内2例目の計画>北海道南部・松前沖に "洋上風力発電施設" の設置検討…最大出力36万キロワット 2023年には石狩沖178万キロワット整備検討の発表も 北海道松前町

 関西電力は北海道南部の松前町沖で、洋上風力発電施設の設置を検討していると発表しました。 7月31日、環境影響評価法に基づき「計画段階環境配慮書」を経済産業大臣と北海道の鈴木直道知事に提出しました。 「計画段階環境配慮書」は8月1日から9月9日まで関西電力のホームペ

【ドイツ】ドイツ銀、風力融資加速へ EIBが5億ユーロてこ入れ
2024.08.01

【ドイツ】ドイツ銀、風力融資加速へ EIBが5億ユーロてこ入れ

 欧州投資銀行(EIB)とドイツの金融最大手ドイツ銀行は7月31日、風力発電の事業者を支援するため提携すると発表した。EIBによる5億ユーロのてこ入れによって、欧州での風力発電設置を加速させる狙いだ。 発表によると、EIBはドイツ銀行に5億ユーロ規模の契約履行保証を提供する。これ

【英国】英政府、再生エネ支援拡大 前政権計画から5億ポンド増
2024.08.01

【英国】英政府、再生エネ支援拡大 前政権計画から5億ポンド増

 英政府は7月31日、再生可能エネルギー発電の差額決済契約(CFD)に投じる予算を15億5,500万ポンドに引き上げると発表した。保守党前政権の計画から約5億ポンド増やすことになる。 予算のうち11億ポンドは洋上風力発電、1億8,500万ポンドは陸上風力発電や太陽光発電などの既存

近くに住宅、希少種の巣も…八重山風力発電が環境に配慮し計画見直し 着工遅れ来年3月以降に 風車9基から7~8基に削減
2024.07.30

近くに住宅、希少種の巣も…八重山風力発電が環境に配慮し計画見直し 着工遅れ来年3月以降に 風車9基から7~8基に削減

 鹿児島、薩摩川内両市にまたがる八重山周辺での風力発電建設について、事業者の計画が大幅な見直しのため遅れていることが29日までに分かった。環境影響評価(アセスメント)の準備書で2024年1月を目指していた着工は25年3月以降に、運用開始は26年1月から28年春になり、約2年延びる。最大9基とし

「永続的に事業をこの地でできたら」風力発電所を竣工 土地契約をめぐり『町が不利益な内容になっている』として一時裁判に 宮城・加美町
2024.07.29

「永続的に事業をこの地でできたら」風力発電所を竣工 土地契約をめぐり『町が不利益な内容になっている』として一時裁判に 宮城・加美町

宮城県加美町で、5月から商業運転を始めた風力発電所の竣工式が行われ、運営会社などの関係者が安全で安定した運転を祈願しました。加美町の漆沢地区に建設された風力発電所の竣工式には、運営会社の関係者らおよそ60人が出席しました。ENEOSの関連会社と東北電力が出資する「合同会社JRE宮