営業運転をスタート いわきの風力発電所

AI要約

ユーラス三大明神ウインドファームが完成し、営業運転を開始した。

尾根沿いに9基の風力発電機を設置し、最大出力は3万4000キロワット。

電力供給により1万6千世帯の消費電力をまかない、年間3万3千トンの二酸化炭素削減効果が見込まれる。

営業運転をスタート いわきの風力発電所

 風力発電などを手がけるユーラスエナジーホールディングス(HD、東京都)は29日、子会社のユーラス三大明神風力(福島県いわき市)がいわき市に建設を進めていた「ユーラス三大明神ウインドファーム」が完成し、同日から営業運転を開始したと発表した。

 三大明神山(同市遠野町)などが連なる標高600~800メートル程度の山々の尾根沿いに9基の風力発電機を設置。合計の最大出力は3万4000キロワット。発電する電力は東北電力ネットワークに全量売電し、一般家庭約1万6千世帯の消費電力に相当する電力を供給する。火力発電からの置き換えで年間3万3千トンの二酸化炭素削減効果が見込まれる。

 ユーラスエナジーHDグループの県内の風力発電所は、ユーラス滝根小白井ウインドファーム(4万6000キロワット)、ユーラス田人ウインドファーム(1万8830キロワット)に続き3カ所目。