# 紛争・戦争

終戦の日 平和を訴える 市民団体「赤紙」チラシ配布【岩手・盛岡市】
2024.08.15

終戦の日 平和を訴える 市民団体「赤紙」チラシ配布【岩手・盛岡市】

 8月15日は終戦の日です。これにあわせ岩手県盛岡市では市民団体が平和の大切さを呼びかけました。 平和運動を行っている県母親大会連絡会は、毎年、終戦の日と太平洋戦争が開戦した12月8日に召集令状「赤紙」を複製したチラシを配布しています。 15日は県内4か所で3500

「英霊に感謝したい」終戦の日迎えた靖国神社 多くの参拝者が祈りささげる
2024.08.15

「英霊に感謝したい」終戦の日迎えた靖国神社 多くの参拝者が祈りささげる

先の大戦から79年を迎えた15日、靖国神社(東京都千代田区)には猛暑の中、多くの参拝者が訪れ、戦没者への祈りをささげるとともに平和への思いを新たにした。約50年にわたって終戦の日に参拝を続けているという東京都青梅市の無職、野崎昭男さん(74)は、特攻隊員だったおじを亡くした。まじ

超党派の国会議員78人が靖国神社を集団参拝 岸田総理は玉串料を奉納
2024.08.15

超党派の国会議員78人が靖国神社を集団参拝 岸田総理は玉串料を奉納

 終戦の日のきょう、超党派の国会議員78人が靖国神社を集団参拝しました。岸田総理大臣は参拝を見送り、私費で玉串料を奉納しました。「世代を超えて戦争の悲惨さ、平和の尊さ、それを胸に刻んで日本国を前進をさせる、そうでなくてはならない」(みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会逢沢副会長

3世代で臨んだ79回目の追悼式 3歳の酒井清凪君 平和への思い、少しずつ
2024.08.15

3世代で臨んだ79回目の追悼式 3歳の酒井清凪君 平和への思い、少しずつ

参列した遺族で最年少の酒井清凪(せな)君(3)=東京都世田谷区は、激戦地で知られる硫黄島で昭和20年3月、高祖父の市丸利之助さんを亡くした。市丸さんは海軍で予科練初代部長などを歴任。第27航空戦隊司令官として硫黄島に赴任し、指揮を執った。亡くなる前、米大統領に宛てて戦争に至った日

国策エネ拠点、戦時中も福島・大熊に 帰還困難区域内に製炭試験地跡
2024.08.15

国策エネ拠点、戦時中も福島・大熊に 帰還困難区域内に製炭試験地跡

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町の西部に製炭試験地の跡が残る。戦時色が色濃くなる時代に開設され、国を挙げたエネルギー政策として製炭技術の研究に取り組んだ施設だ。だが、原発事故に伴う帰還困難区域の中にあり、跡地は草木に埋もれていく。「地区と戦争の歴史を考えるうえで貴重な遺構だ」。その

小池都知事が骨折後で初めて公式行事に参加 東京都戦没者追悼式典に車いす姿で出席「夢と希望にあふれた平和な世界を未来の子供たちへ…」
2024.08.15

小池都知事が骨折後で初めて公式行事に参加 東京都戦没者追悼式典に車いす姿で出席「夢と希望にあふれた平和な世界を未来の子供たちへ…」

膝関節を骨折した小池都知事が、15日行われた東京都戦没者追悼式典に車いす姿で出席しました。公式行事への参加は、骨折後初めてです。小池知事は、先週行われたプロ野球の始球式で、膝関節の剥離骨折をしたあと、テレワークで公務を続けていましたが、15日の戦没者追悼式典には車いすで出席しまし

戦病死した父を思い、戦争の悲惨さ伝承誓う、追悼式遺族代表の安斎満さん「遺族の使命」
2024.08.15

戦病死した父を思い、戦争の悲惨さ伝承誓う、追悼式遺族代表の安斎満さん「遺族の使命」

政府主催の全国戦没者追悼式で、遺族代表として追悼の辞をささげた安斎満さん(86)=福島県福島市=の父、与一(よいち)さんは昭和18年11月、29歳で出征先の中国で戦病死した。当時5歳だった安斎さんに父の記憶は残っていない。ただ、福島駅から列車に乗って出征する父を必死に追いかけ、袖

言えなかった「死なないで」 戦艦「大和」乗る父との最後の会話
2024.08.15

言えなかった「死なないで」 戦艦「大和」乗る父との最後の会話

 「お父さんにそろそろ、戦死してほしいと思っているんじゃないか」 夕食のだんらんで、父が冗談めかして口にした言葉を聞き、13歳の少年は黙ってうつむいた。厳しくてもユーモアを忘れない父らしい言い方だ。すぐに真顔に戻った父を見て、本当は「死なないで」と伝えたかった。しかし、「非国民」

終戦から79年「不戦の誓い」新たに…福岡市で戦没者追悼式 参列遺族の高齢化進む「戦争の記憶」継承が課題に
2024.08.15

終戦から79年「不戦の誓い」新たに…福岡市で戦没者追悼式 参列遺族の高齢化進む「戦争の記憶」継承が課題に

「終戦の日」の15日、福岡県でも戦没者追悼式が行われ、遺族たちが平和への誓いを新たにしました。福岡市中央区の福岡武道館で行われた県の戦没者追悼式には、遺族など約630人が参列し、正午に合わせて1分間黙とうを捧げたあと祭壇に花を手向け、不戦の誓いを新たにしました。◆戦

旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」のレプリカを一般公開 戦争の悲惨さ知るきっかけに 岡山・浅口市
2024.08.15

旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」のレプリカを一般公開 戦争の悲惨さ知るきっかけに 岡山・浅口市

 太平洋戦争で使われた旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」のレプリカが、岡山県浅口市で一般公開されています。 レプリカを造った倉敷市の企業は、「戦争の悲惨さを知るきっかけにしてほしい」と話しています。(ドレミコレクション/武浩 社長)「陸軍の三式戦闘機『飛燕』と

乳児も犠牲…ガザ地区の死者4万人に迫る イスラエル軍の攻撃激化 停戦協議の行方は
2024.08.15

乳児も犠牲…ガザ地区の死者4万人に迫る イスラエル軍の攻撃激化 停戦協議の行方は

 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって、死者は4万人に迫っている。生まれたばかりの赤ちゃんまでも犠牲となっている。イランは停戦交渉が合意に至らなければ報復攻撃を行うと、緊張が高まっている。 イスラエル軍の攻撃が続くなか、生まれたばかりの子どもまでもが犠牲となっている。<

終戦から79年 甲子園でも選手や観客らが黙とう 夏の甲子園
2024.08.15

終戦から79年 甲子園でも選手や観客らが黙とう 夏の甲子園

 終戦から79年を迎えた15日、夏の甲子園が行われている阪神甲子園球場では、第2試合の掛川西(静岡)―岡山学芸館戦で、正午に合わせてサイレンが鳴らされ、両校の選手や観客らが黙とうをささげた。夏の甲子園での黙とうは1963年の第45回大会から続けられている。

「遺骨が帰ってくると連絡があり出迎え、何も入っていない骨壺を抱えた時の悲しみは今でも心に」戦後79年 愛媛県戦没者追悼式典
2024.08.15

「遺骨が帰ってくると連絡があり出迎え、何も入っていない骨壺を抱えた時の悲しみは今でも心に」戦後79年 愛媛県戦没者追悼式典

終戦から79年を迎えた15日、松山市内では、愛媛県内の戦没者を追悼する式典が開かれ、出席した遺族らが戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えました。県民文化会館で営まれた15日の式典には、遺族らおよそ800人が出席しました。中では、中村時広知事が「真に平和な国際社会の構築に向

高知の廃校で見つかった超一級資料 95年分の「学校日誌」戦時中は多くの“墨塗り”…山梨では「頭部粉砕」子どもたちの犠牲の記録も【news23】
2024.08.15

高知の廃校で見つかった超一級資料 95年分の「学校日誌」戦時中は多くの“墨塗り”…山梨では「頭部粉砕」子どもたちの犠牲の記録も【news23】

コウモリの棲み処となった高知県の廃校で、明治から昭和まで95年分の「学校日誌」が見つかりました。燃やされたり、破棄されるケースも多いという戦時下の日誌。学校が戦争に巻き込まれるようすや、子どもたちの犠牲も記されていました。■「絶対に残していかなければいけない」廃校で見つかった“超

1484人が犠牲になった対馬丸沈没から80年、悲劇忘れない…沖縄の小学生、遺体が漂着した宇検村の海岸で記憶の継承誓う
2024.08.15

1484人が犠牲になった対馬丸沈没から80年、悲劇忘れない…沖縄の小学生、遺体が漂着した宇検村の海岸で記憶の継承誓う

 太平洋戦争中に沖縄を出港した学童疎開船「対馬丸」の沈没から22日で80年になるのを前に、沖縄県内の小学生15人が14日、鹿児島県宇検村の船越(ふのし)海岸を訪れた。沈没した地点に向かって黙とうをささげ、記憶の継承を誓った。 那覇市の対馬丸記念館の主催。児童は慰霊碑に花を手向けた

「忘れてはいけない」教科書や衣類など400点展示 平和のための戦争展 16日まで 福島【終戦79年】
2024.08.15

「忘れてはいけない」教科書や衣類など400点展示 平和のための戦争展 16日まで 福島【終戦79年】

終戦から79年。福島市では、平和について考える戦争展が開かれています。戦時中、福島市渡利に投下された模擬原爆の模型。福島市で開かれている史料展には、戦時中の暮らしを後世に伝え平和について考えてもらおうと、当時使われていた教科書や衣類などおよそ400点が展示されています。<

ウクライナ軍、ロシア西部の要衝を制圧か
2024.08.15

ウクライナ軍、ロシア西部の要衝を制圧か

 ウクライナ軍がロシア西部への越境攻撃を続けるなか、ウクライナ軍の総司令官がクルスク州の要衝スジャを制圧したと主張しました。 ウクライナの国営テレビは14日、ロシア西部のクルスク州スジャの行政施設でウクライナ軍の兵士が建物からロシア国旗を取り外し、投げ捨てる様子を伝えました。

「帰ることはできない。自爆ですわ」知られざる水上特攻隊「マルレ部隊」 元兵士が伝える“戦争の愚かさ” 終戦79年
2024.08.15

「帰ることはできない。自爆ですわ」知られざる水上特攻隊「マルレ部隊」 元兵士が伝える“戦争の愚かさ” 終戦79年

第2次世界大戦で、自らを犠牲にして敵に突入した特攻隊の一つに「マルレ部隊」と呼ばれた水上特攻隊があった。16歳で「マルレ部隊」に入った元兵士に話を聞いた。佐野博厚さん(96)は戦争当時、「マルレ部隊」と呼ばれた「陸軍海上挺進戦隊」に所属していた。「乗って敵船に体当た

終戦の日、靖国神社や千鳥ケ淵で追悼 平和願い「思い受け継ぐ」
2024.08.15

終戦の日、靖国神社や千鳥ケ淵で追悼 平和願い「思い受け継ぐ」

 戦後79年の「終戦の日」を迎えた15日、東京の靖国神社や千鳥ケ淵戦没者墓苑では、戦争体験者や遺族らが犠牲者を悼んだ。 元海軍兵の野崎博さん(97)は、自宅のある東京都荒川区から徒歩で2時間かけて靖国神社に参拝した。1989年から毎年続けており「水も食料もなく死んでいった先輩兵士

特攻出撃の先輩への思い胸に戦没者追悼式出席 最高齢遺族の長屋昭次さん「慰霊は使命」
2024.08.15

特攻出撃の先輩への思い胸に戦没者追悼式出席 最高齢遺族の長屋昭次さん「慰霊は使命」

「慰霊は私の使命」。全国戦没者追悼式で最高齢遺族として参列した北海道網走市の長屋昭次さん(97)。中国で戦病死した兄の保さん(当時26)と特攻で出撃していった先輩たちへの思いを胸に、つえをつき、ゆっくりと会場に入った。8歳上の保さんは鉱山や電機関係の仕事をしながら家族の暮らしを支