# 生物学

一の坂川のゲンジボタルに理解深める 大殿小で総合学習「大殿じまんを見つけよう」【山口】
2024.06.28

一の坂川のゲンジボタルに理解深める 大殿小で総合学習「大殿じまんを見つけよう」【山口】

 大殿小(右田俊博校長、564人)で27日、地域の誇れることや物を発見する総合学習「大殿じまんを見つけよう」があり、3年生91人が一の坂川のゲンジボタルについて理解を深めた。 大殿ホタルを守る会(福永俊明会長)の事務局長、岡田勝栄さん(79)が講師を務めた。活動に携わって17年目

「森の妖精」見つけた 南方熊楠が研究した変形菌、鳥取で観察会
2024.06.28

「森の妖精」見つけた 南方熊楠が研究した変形菌、鳥取で観察会

 さまざまな形に変わり、「森の妖精」とも呼ばれるアメーバの一種「変形菌」。鳥取市内の山中で観察会が開かれ、県内外から参加した10人が、多様な姿の変形菌を次々と見つけた。【渕脇直樹】 変形菌は粘菌とも呼ばれ、大きさは数ミリ。名前に菌と付いているが菌類ではなく、植物でも動物でもないア

地球温暖化は食卓のカツオにも影響か…かごしま水族館、共同研究でふ化と水温との関係解明
2024.06.28

地球温暖化は食卓のカツオにも影響か…かごしま水族館、共同研究でふ化と水温との関係解明

 鹿児島市のかごしま水族館は、国立研究開発法人水産研究・教育機構との共同研究で、カツオのふ化と水温の関係が初めて明らかになったと発表した。研究チームの論文は、魚類に関する専門誌「ジャーナル・オブ・フィッシュ・バイオロジー」に5月16日付で掲載された。 共同研究では水温21~33度

なぜ「共感」は、生きづらさを生んでしまうのか...「伝える」よりはるかに強い「伝わる」の魔法の力
2024.06.28

なぜ「共感」は、生きづらさを生んでしまうのか...「伝える」よりはるかに強い「伝わる」の魔法の力

時代に先駆けて世界の目を環境問題に向けさせた『沈黙の春』。その著者であるレイチェル・カーソンが遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』です。独立研究者である森田真生さんは、この新訳とともに、「その続き」としてご自身の京都での自然の日々を綴りました。本書のページを開くと、約70

爬虫類の一番の魅力は? INI髙塚大夢「“カワイイ”と“カッコイイ”の両方を備えている」
2024.06.27

爬虫類の一番の魅力は? INI髙塚大夢「“カワイイ”と“カッコイイ”の両方を備えている」

11人組グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」の髙塚大夢(たかつか・ひろむ)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! INI LOCKS!」(毎月3週目 月曜~木曜22:18頃~)。6月19日(水)の放送では、「生物部~爬虫類編~」の

恐竜界のロックスターに? 米モンタナ州で見つかった角竜はまったくの新種だった!
2024.06.27

恐竜界のロックスターに? 米モンタナ州で見つかった角竜はまったくの新種だった!

 2019年に米モンタナ州で発掘され、1年ほど前からデンマーク・マリボーにある「進化博物館」に展示されていた角を持った恐竜=角竜が、まったく新種であることが判明し、話題になっている。 北欧神話に出てくるいたずら好きの神「ロキ」にちなんで、「ロキケラトプス・ランギフォルミス」と命名

なぜ生物は酸素を作り始めたのか。最初に光合成をした生物は?地球生命の共通祖先の姿を追う!
2024.06.27

なぜ生物は酸素を作り始めたのか。最初に光合成をした生物は?地球生命の共通祖先の姿を追う!

 地球に生命が誕生したのはおよそ40億年前といわれています。地球上に存在するさまざまな生物では、その祖先はどこまでさかのぼることができるのでしょうか?  光合成をおこなうバクテリアに注目し、その遺伝子解析から光合成生物の共通祖先が「テラバクテリアI」という系統に属することを発見し

次世代ゲノム編集ツールの可能性 DNA組み換えの新発見 東大など
2024.06.27

次世代ゲノム編集ツールの可能性 DNA組み換えの新発見 東大など

 東京大の西増弘志教授らと米アーク研究所のグループは、特殊な酵素を使ってDNAを組み換える仕組みを解明し、英科学誌ネイチャーに発表した。ゲノムを改変する次世代の道具に応用できそうだという。 ゲノムを改変する技術として、2020年にノーベル化学賞が贈られた「CRISPR(クリスパー

思わぬ発見で薄毛・はげ治療に朗報!?  生物学的ストレス反応止める薬剤見つけた 英大学で研究
2024.06.26

思わぬ発見で薄毛・はげ治療に朗報!? 生物学的ストレス反応止める薬剤見つけた 英大学で研究

 薄毛・はげ治療について、このほど朗報が舞い込んだ。英マンチェスター大学で行われている研究で、ある薬剤を毛包でテストしていたところ生物学的ストレス反応により、その成長プロセスが停止することが発見された。 この反応は感染症に罹患した際に、毛髪といった身体にとって絶対に必要ではない機

「オオサンショウウオ」7月から多くが『特定外来生物』に “中国産”と交配進み“在来種”わずか2%に減少
2024.06.26

「オオサンショウウオ」7月から多くが『特定外来生物』に “中国産”と交配進み“在来種”わずか2%に減少

7月から外来種の遺伝子をもつオオサンショウウオが特定外来生物に指定される。すみかとして知られる京都の鴨川では9割の個体がその対象となる。よ~く見るとつぶらな瞳とかわいい足。オオサンショウウオは京都水族館のシンボル的な存在。京都水族館展示飼育チーム長・河

キリンの首はなぜ長いのか…その鍵はメスの生存戦略にあった(海外)
2024.06.26

キリンの首はなぜ長いのか…その鍵はメスの生存戦略にあった(海外)

キリンの首は現生動物の中で最も長いが、その理由について生物学者たちの意見はまだ一致していない。大半の生物学者は、オスが配偶者を奪い合うために長い首へと進化させたと考えてきた。しかしこの「生殖のための首」説に、最新研究が異議を唱えている。キリンは、昔から

「ダズゲデ……」とえずくウツボの口にいる“歯科衛生士”に爆笑!! 思わず同情する光景に「涙目になった」「可愛いww」
2024.06.26

「ダズゲデ……」とえずくウツボの口にいる“歯科衛生士”に爆笑!! 思わず同情する光景に「涙目になった」「可愛いww」

 えずくオニウツボの姿がX(Twitter)に投稿されました。ポストは記事執筆時点で225万件以上表示され、2万2000件以上の“いいね”を獲得するなど話題となっています。 投稿者は、趣味で数種類のウツボや魚を飼育しているなでしこぺんた(@kopekopepenpen)さん。以前

ウリ科植物に被害もたらすセグロウリミバエ、沖縄県内で21年ぶり確認 本島では初 中国や台湾から飛来か
2024.06.26

ウリ科植物に被害もたらすセグロウリミバエ、沖縄県内で21年ぶり確認 本島では初 中国や台湾から飛来か

 ウリ科植物に被害をもたらすセグロウリミバエが県内で21年ぶりに確認された。沖縄本島では初めて。那覇植物防疫事務所によると、中国や台湾から飛来してきたとみられる。過去に根絶宣言が出されたウリミバエやミカンコミバエとは別種で、国が侵入を警戒している病害虫には該当しない。 県病害虫防

「家猫」は脅威の“侵略動物”か さまざまな生物を絶滅に追い込んだ? 「2000種以上を食べてきた」
2024.06.26

「家猫」は脅威の“侵略動物”か さまざまな生物を絶滅に追い込んだ? 「2000種以上を食べてきた」

 米オーバーン大学などに所属する国際的な研究チームが発表した論文「A global synthesis and assessment of free-ranging domestic cat diet」は、家猫(Felis catus)が生態系に及ぼす影響について大規模に調査した研究報告である

光合成を行う生物はいつ誕生したのか?地球生命史年表が書き変わる大発見に迫る!
2024.06.26

光合成を行う生物はいつ誕生したのか?地球生命史年表が書き変わる大発見に迫る!

 植物は光合成をしています。では、この光合成を行う生物はいつ誕生したのでしょうか? 科学に詳しい方なら、およそ25億年前にシアノバクテリアが酸素をつくるようになって……と答えるかもしれません。しかし、その仮説が変わる大発見をしたのが、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究

餌ちょーだい 屋根の上で追いかけっこ イソヒヨドリ巣立ちびな/兵庫・丹波篠山市
2024.06.26

餌ちょーだい 屋根の上で追いかけっこ イソヒヨドリ巣立ちびな/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市今田町の農業倉庫の屋根で、イソヒヨドリの巣立ちびな3羽が、にぎやかに「ヒッヒッ」と鳴いて親鳥に餌をねだったり、きょうだいで餌を奪い合ったりする姿が見られる。屋根や電線の上でちょこまかと動き回る3羽の巣立ちびなを確認。親鳥が戻ってくると姿勢を低くし、羽をばたつかせながら鋭く鳴い

「馬上槍試合ゾウムシ」は体重の差が26倍もあると判明、普通は3倍前後、どういうこと?
2024.06.25

「馬上槍試合ゾウムシ」は体重の差が26倍もあると判明、普通は3倍前後、どういうこと?

 パナマの熱帯雨林でイチジクの木が倒れると、奇妙な形の昆虫がどっと集まってきて戦いを始める。英名「ジャウスティング・ウィービル(学名 Brentus anchorago)」で、直訳すると「馬上槍試合ゾウムシ」だ(編注:馬上槍試合とは中世欧州でよく行われた騎士の競技)。このゾウムシの頭部は騎士が

体長3m超! 1日約90kmを移動する種もいるナマコ、実はウニやヒトデの仲間
2024.06.25

体長3m超! 1日約90kmを移動する種もいるナマコ、実はウニやヒトデの仲間

 イボのような突起のある円筒状の体がキュウリを思わせるのか、ナマコは英語圏で「sea cucumber(海のキュウリ)」と呼ばれている。この風変りな生き物は無脊椎動物で、ヒトデ、ウニ、ウミユリと同じ棘皮(きょくひ)動物だ。 世界には約1250種のナマコが生息している。海底やその近

ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大などが発表 海産魚類の「国内絶滅」を初めて証明
2024.06.25

ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大などが発表 海産魚類の「国内絶滅」を初めて証明

 ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大学などの研究チームは6月24日、そんな発表をした。海産魚類として、日本で「国内絶滅」(国内で50年以上の確認例がない場合、環境省レッドリストの判定基準で国内絶滅に該当する)が証明された実例は、今回が初めてという。 ノコギリエイ科は、

「高齢でもヨボヨボにならない人」は明らかにその
2024.06.25

「高齢でもヨボヨボにならない人」は明らかにその"数値"が低い…最新研究でわかった人間の寿命差を生む要因

孤独死、絶望死、病死、事故死、自死、他殺……人生100年と言われる今、私たちが死を恐れる感情はどこからくるのか。哲学者や解剖学者、憲法学者、僧侶など各界の28人の碩学が寄稿した『「死」を考える』(集英社インターナショナル)はいわば、死の授業。今回は、東京大学定量生命科学研究所教授の小林武彦さん