# 水産・海洋研究

コメ高騰で家計直撃 猛暑と訪日客増の背景、福島県内にも影響広がる
2024.07.23

コメ高騰で家計直撃 猛暑と訪日客増の背景、福島県内にも影響広がる

 コメの価格が高騰している。昨夏の猛暑による品質低下やインバウンド(訪日客)需要の高まりなどを背景に、全国的に品薄感が広がっているためだ。福島県内の販売店や飲食店にも影響は広がり、一部スーパーなどでは「購入制限」がかかる事態となっている。今後も高止まりが予想され、家計への不安が続きそうだ。

徳島県那賀町の委託でエビ養殖の実証実験へ 鋸南の企業(千葉県)
2024.07.23

徳島県那賀町の委託でエビ養殖の実証実験へ 鋸南の企業(千葉県)

エビの陸上養殖を手掛ける鋸南町の企業「Seaside Consulting(シーサイド・コンサルティング)」が、徳島県那賀町から委託を受け、同町内でクルマエビの養殖の実証実験をすることになった。実験レベルながら、同社の技術が自治体に採用されるのは初めて。19日には、那賀町の幹部ら6人が鋸南町に

【土用の丑の日がなくなる?】ニホンウナギは絶滅危惧種に、ウナギを完全養殖にする前にすべきこと
2024.07.23

【土用の丑の日がなくなる?】ニホンウナギは絶滅危惧種に、ウナギを完全養殖にする前にすべきこと

 毎年の夏・土用の丑の日が近くなると、ウナギの話題が出てきます。日本のウナギ・二ホンウナギは国際自然保護連合(IUCN)が2014年より絶滅危惧種(IB類)に指定しています。同じカテゴリーに分類されているのが鳥でいうと「トキ」です。それだけ資源が激減してしまったため、価格の高騰が続いています。

中学生がウニ漁を体験 地元の漁業を学ぶ 「殻むき」「瓶詰め」「販売」も体験へ 岩手・洋野町
2024.07.22

中学生がウニ漁を体験 地元の漁業を学ぶ 「殻むき」「瓶詰め」「販売」も体験へ 岩手・洋野町

岩手県洋野町の中学生たちが地元の漁業について学ぶため、7月22日に町内でウニ漁を体験しました。これは浜の仕事を体験し地元を大切にする心を育もうと、洋野町の種市中学校が毎年行っています。22日は1年生50人が町内の宿戸漁港でウニ漁を体験しました。体験は、

墜落の海自ヘリ、2機目も確認 海底に機体、無人探査機で
2024.07.22

墜落の海自ヘリ、2機目も確認 海底に機体、無人探査機で

 伊豆諸島の鳥島沖で4月、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター同士が衝突した事故で、海自は22日、墜落した機体を2機とも現場付近の海底で見つけたと発表した。 1機は既に発見され、もう1機の確認を進めていた。 2機はいずれも海洋研究開発機構(神奈川県)の深海調査用無人探査機「

体長120センチ巨大アカメ釣ったど~ 徳島県海陽町の浜部さん
2024.07.22

体長120センチ巨大アカメ釣ったど~ 徳島県海陽町の浜部さん

 海陽町宍喰浦の水床湾で、渡船業を営む浜部大賀さん(29)が体長約120センチ、重さ約30キロの巨大アカメを釣り上げた。環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に指定されている希少な魚で、これほど大きいものが釣れるのは珍しい。 2日午後4時ごろ、浜部さんがいかだの上でチヌを釣っている

変幻自在 老舗企業の挑戦 水産物卸、加工の中日本海産 新たな試みで魚離れ防ぐ 学生とのコラボ商品開発 子ども向けイベントにも力         
2024.07.22

変幻自在 老舗企業の挑戦 水産物卸、加工の中日本海産 新たな試みで魚離れ防ぐ 学生とのコラボ商品開発 子ども向けイベントにも力         

 水産物の卸売りや加工を手掛ける中日本海産(本社名古屋市熱田区川並町2の22、奥山義也社長、電話052・671・2219)は1934(昭和9)年に創業し、今年90周年を迎えた。近年、若年層を中心に魚離れが叫ばれているが、水産物をより身近に感じてもらえるような商品開発にも力を入れている。

黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
2024.07.21

黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少

 日本の太平洋岸を流れる暖流の黒潮が南に大きく迂回する「大蛇行」が続く中、黒潮が四国沿岸から離れる変調を起こし、瀬戸内海に流入する海水量が大きく減少していたことが21日、海洋研究開発機構の美山透主任研究員らの調査で分かった。赤潮の発生時期を遅らせるなど、生態系にも影響を与えている可能性がある。

魚影なき霞ケ浦・北浦で ワカサギ漁21日解禁
2024.07.21

魚影なき霞ケ浦・北浦で ワカサギ漁21日解禁

霞ケ浦・北浦の夏の風物詩、ワカサギ漁が21日、解禁となった。令和に入ってから年々落ち込む一方の漁獲量が続いていたが、今季は極めつけの不漁となりそうで、漁具の準備をする漁師らの表情はさえない。ワカサギ漁は霞ケ浦では21日午前3時半から、北浦では同4時からが解禁時刻。土浦の各漁港では

墜落の海自ヘリ、現場海底で1機発見 水深5000m超、無人探査で
2024.07.20

墜落の海自ヘリ、現場海底で1機発見 水深5000m超、無人探査で

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が衝突し墜落した事故で、防衛省の依頼で現場海域の海底を捜索していた海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の無人探査機「ディープ・トウ」が1機の機体を発見したことが、関係者への取材で判明した。付近にはもう1機とみられるものも見つかっており、特定に向け

墜落海自ヘリ、無人探査機の海底捜索で発見
2024.07.20

墜落海自ヘリ、無人探査機の海底捜索で発見

 4月に伊豆諸島鳥島東方海域で起きた海上自衛隊のヘリコプター2機墜落事故で、海洋研究開発機構の無人探査機を使った海底捜索の結果、機体の主要部分が見つかっていたことが20日、関係者への取材で分かった。

福島県産モモ、都内でPR 知事、みやぞんさんらおいしさ発信
2024.07.20

福島県産モモ、都内でPR 知事、みやぞんさんらおいしさ発信

 内堀雅雄知事は19日、東京都江東区のイトーヨーカドーアリオ北砂店で県産農林水産物のトップセールスを行い、福島県の主力品種のモモ「あかつき」やキュウリなど夏野菜のおいしさを発信した。 買い物客を前に、内堀知事は「福島のモモはおいしい、ジューシー、甘い。『ふくしまプライド。』が詰ま

高卒1年目で“年収1000万円超”も マグロ漁船就活フェアに若者が熱視線 “夢の仕事”の内実「40代での志願者も」
2024.07.19

高卒1年目で“年収1000万円超”も マグロ漁船就活フェアに若者が熱視線 “夢の仕事”の内実「40代での志願者も」

 連日暑さが続き、夏真っ盛りといった日が続く日本列島。そんな真夏の日差しが降り注ぐ、7月半ばの第3月曜日に制定されているのは「海の日」。暑さが続くこの季節にぴったりな名前の祝日である海の日に東京都港区で開催され、全国の漁業関係者から熱い視線を注がれたのは、『漁師の仕事! まるごとイベント』であ

北海道の海で異変 オオズワイガニ&ブリ急増 “厄介者”を活用…名産・ブランド化
2024.07.19

北海道の海で異変 オオズワイガニ&ブリ急増 “厄介者”を活用…名産・ブランド化

 去年、北海道で大量発生して漁師を困らせていたオオズワイガニが、今年も大量に水揚げされているという。今年はオオズワイガニを活用しようとする新たな取り組みが進んでいる。 今月6日、北海道南部の八雲漁港で水揚げされたのは大量のカニ。八雲町では先月20日から「毛ガニかご漁」の漁期。毛ガ

海自がレシピ考案「艦めしーふーど」を飲食店で 京都・舞鶴
2024.07.19

海自がレシピ考案「艦めしーふーど」を飲食店で 京都・舞鶴

かつて旧海軍の鎮守府が置かれ、現在は海上自衛隊の基地がある京都府舞鶴市に、海自カレーに続く海自ゆかりの新名物メニューが登場した。海自が考案した地元の水産物を使ったハンバーガーなどの「艦めしーふーど」のレシピを基に、市内の飲食店がアレンジを加えて提供している。艦めしーふーどが一般の飲食店で食べら

日本科学未来館の新企画 「地震のほしをさぐる」 が8月1日(木)より開催
2024.07.19

日本科学未来館の新企画 「地震のほしをさぐる」 が8月1日(木)より開催

日本科学未来館は、研究開発の 「いま」 を見せるシリーズ 「Mirai can NOW (ミライキャンナウ)」 の第7弾として、特別企画 「地震のほしをさぐる ―地球深部探査船 「ちきゅう」 再び東北沖7,000mの深部へ!」 を8月1日(木)~9月9日(月)に開催します。地球の

日本特殊陶業、えびの養殖事業の新会社「Niterra AQUA」設立 「うるみえび」で国産えびのブランド展開
2024.07.18

日本特殊陶業、えびの養殖事業の新会社「Niterra AQUA」設立 「うるみえび」で国産えびのブランド展開

 日本特殊陶業は7月18日、えびの飼育養殖設備の製造、管理システムの制作、販売、リースなどを手掛ける新会社「株式会社 Niterra AQUA」を設立したと発表した。新会社では、同社のセンサ技術を応用して水質管理に着目した陸上養殖事業へ挑戦、「うるみえび」のブランド名で国産えび養殖事業の事業化

国産農畜産物 需要拡大を 農相に宮崎県関係者ら要請 東京
2024.07.18

国産農畜産物 需要拡大を 農相に宮崎県関係者ら要請 東京

 JA宮崎中央会(栗原俊朗会長)と宮崎牛肥育牛部会長会(岩崎勝也会長)、宮崎繁殖牛部会長会(十河啓二会長)などは17日、農林水産省(東京都)で国産農畜産物の需要拡大を求める緊急要請を行った。

7/24は「土用の丑の日」稚魚の漁獲量激減でうなぎの仕入れ値は依然高騰中 人件費抑え値段据え置く飲食店も
2024.07.17

7/24は「土用の丑の日」稚魚の漁獲量激減でうなぎの仕入れ値は依然高騰中 人件費抑え値段据え置く飲食店も

 7月24日は「土用の丑の日」です。うなぎの仕入れ値は高騰が続いていますが、工夫で販売価格を据え置いている店もあります。 24日の「土用の丑の日」を前に、全国有数のうなぎの産地、愛知県西尾市では、次々に運び込まれたうなぎを職員が重さごとに選別していました。一色うなぎ

コウライオヤニラミ、宮崎で生息 肉食外来魚、県が大淀川支流で捕獲
2024.07.17

コウライオヤニラミ、宮崎で生息 肉食外来魚、県が大淀川支流で捕獲

 宮崎県は16日、同県都城市内の大淀川6支流で肉食外来魚「コウライオヤニラミ」について初の大規模な生息調査を実施し、うち4支流で計36匹を捕獲した。水中に含まれる魚類由来の環境DNAを分析し、大淀川水系での分布拡大を確認した京都大などの研究を裏付ける形になった。県などは今後、駆除や管理について