# 外交政策

国際舞台で嘲笑われ、欧州市場から締め出された「暗黒の4日間」…いま習近平の覇権外交が「絶体絶命」に陥っている
2024.06.12

国際舞台で嘲笑われ、欧州市場から締め出された「暗黒の4日間」…いま習近平の覇権外交が「絶体絶命」に陥っている

 6月2日から数日間、覇権外交推進の習近平政権は国際舞台で連続の痛手を被り、まさに四面楚歌の苦境に立たされた。 まずは6月2日、アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)に急遽出席したゼレンスキー ・ウクライナ大統領が記者会見において初めての本格的な中国批判を展開した。彼の

インドのモディ首相、3期目就任 政権安定が課題
2024.06.09

インドのモディ首相、3期目就任 政権安定が課題

 【ニューデリー共同】インド総選挙でモディ首相率いるインド人民党(BJP)中心の与党連合が勝利したことを受け、モディ氏は9日、ニューデリーの大統領官邸で宣誓し、3期目の首相に就任した。BJPは単独過半数を逃しており、政権安定が課題だ。 モディ氏は初代首相ネールや、その娘で初の女性

バイデン氏演説「共に行動する時、米国の能力に勝るものはない」…孤立主義的なトランプ氏と差別化図る
2024.06.08

バイデン氏演説「共に行動する時、米国の能力に勝るものはない」…孤立主義的なトランプ氏と差別化図る

 【パリ=池田慶太】米国のバイデン大統領は7日、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で激戦地となったフランス北西部のオック岬で演説し、「共に行動する時、我々米国の能力に勝るものはない」と語った。米国が先頭に立ち自由・民主主義を守る決意を示した。 オック岬では80年前、米軍部隊が

バイデン氏、ノルマンディー上陸の激戦地で演説…国民に結束訴えトランプ氏との差別化図る
2024.06.08

バイデン氏、ノルマンディー上陸の激戦地で演説…国民に結束訴えトランプ氏との差別化図る

 【パリ=池田慶太】米国のバイデン大統領は7日、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で激戦地となったフランス北西部のオック岬で国民向けに演説した。ナチス・ドイツの侵略と現代の独裁者の脅威を重ね合わせ、米国が先頭に立って自由・民主主義を守る必要性を訴えた。 11月の大統領選で再対

米大統領、ウクライナ支援遅滞を謝罪
2024.06.07

米大統領、ウクライナ支援遅滞を謝罪

 【パリ共同】バイデン米大統領はウクライナのゼレンスキー大統領との会談冒頭、米議会の党派対立でウクライナ支援が長期間滞ったことを謝罪した。

トランプ氏側近、日本に「自律的な同盟国」期待 中国は核交渉焦点 産経新聞インタビュー
2024.06.06

トランプ氏側近、日本に「自律的な同盟国」期待 中国は核交渉焦点 産経新聞インタビュー

トランプ前大統領陣営のシンクタンク「米国第一政策研究所(AFPI)」の外交政策担当代表を務めるフレッド・フライツ氏と、同研究所で中国問題を担当する上級研究員のスティーブ・イエーツ氏が6日、東京都内で産経新聞の単独インタビューに応じた。両氏は、トランプ氏が11月の大統領選で再選された場合、中国と

インド総選挙、ベストの結果-抑制と均衡が作用とイアン・ブレマー氏
2024.06.06

インド総選挙、ベストの結果-抑制と均衡が作用とイアン・ブレマー氏

(ブルームバーグ): 国際情勢のリスク分析を手掛けるコンサルティング会社ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は6日、インドのモディ首相が連立パートナーの支持を確保することで3期目の政権樹立が可能となったことについて、合意形成の取り組み強化が求められ、同国にとってベストの選挙結果だとの見解

「モディ首相に試練、ヒンズー至上主義路線の修正も」デリー大・ランジャン助教授
2024.06.05

「モディ首相に試練、ヒンズー至上主義路線の修正も」デリー大・ランジャン助教授

与党連合が大きく議席を減らした4日開票のインド総選挙について、インド政治に詳しいデリー大のサンジブ・ランジャン助教授(政治学)に聞いた。◇事前の各メディアの予想とは異なる結果で、モディ首相の与党、インド人民党(BJP)に大きな衝撃を与えた。BJPが票を

「信じ難いほど不人気...」ガザ戦争で逆風のバイデン、再選のカギ握るのは「激戦州の少数派」
2024.06.05

「信じ難いほど不人気...」ガザ戦争で逆風のバイデン、再選のカギ握るのは「激戦州の少数派」

ベトナム戦争やイラク戦争のときと違い、ウクライナやパレスチナ自治区ガザでアメリカ人が戦っているわけではない。だが今年のアメリカ大統領選挙は、ベトナム戦争のさなかだった1968年選挙と同様、外交政策がその行方を左右する珍しい例となるかもしれない。ガザを攻撃しているイス

[深層NEWS]米供与兵器によるロシア領内攻撃容認、「大きな転換点」…廣瀬陽子・慶大教授
2024.06.04

[深層NEWS]米供与兵器によるロシア領内攻撃容認、「大きな転換点」…廣瀬陽子・慶大教授

 慶応大の廣瀬陽子教授と鶴岡路人准教授が3日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、米国がウクライナに対し、供与兵器によるロシア領内への限定的な攻撃の容認方針に転じたことについて議論した。 廣瀬氏は「米国にとって自国兵器でロシアを攻撃しないというレッドライン(越えてはならない一線

ゼレンスキー氏「1日に100のミサイルや無人機、飛んでくるのを想像してほしい」「それが何百回」
2024.06.03

ゼレンスキー氏「1日に100のミサイルや無人機、飛んでくるのを想像してほしい」「それが何百回」

 【シンガポール=蒔田一彦、安田信介】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日、アジア安全保障会議での演説で、東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心としたアジア各国の支援を訴えた。ロシア軍との激しい攻防が続いている中、ウクライナ問題への関心が低下していることへの危機感が背景にある。

ゼレンスキー大統領が演説 各国に「平和サミット」へ参加を呼びかけ
2024.06.02

ゼレンスキー大統領が演説 各国に「平和サミット」へ参加を呼びかけ

 ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で演説した。スイスで今月開かれる「ウクライナ平和サミット」に言及し、各国に「世界情勢に関与し、一つの戦争に対して団結するために参加してほしい」と呼びかけた。 ゼレンスキー

韓米日など10カ国・EU「北朝鮮の対ロシア武器移転に断固反対」
2024.06.01

韓米日など10カ国・EU「北朝鮮の対ロシア武器移転に断固反対」

韓米日など10カ国の外相と欧州連合(EU)外交・安全保障代表が31日、北朝鮮の対ロシア武器移転に「断固反対する」と明らかにした。この日、外相らは共同声明で「ロシアがウクライナの核心施設を打撃するのに(北朝鮮の武器を)使用し、ウクライナ国民の苦痛を長期化させた」とし、このように述べ

バイデン大統領がイスラエル新停戦案を明らかに 「戦争終わらせる時」ハマスに受け入れ求める
2024.06.01

バイデン大統領がイスラエル新停戦案を明らかに 「戦争終わらせる時」ハマスに受け入れ求める

アメリカのバイデン大統領は、イスラエルがイスラム組織ハマスに対して、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止などに向けた新たな提案を行ったと明らかにし、ハマスに受け入れを求めた。バイデン大統領「この戦争を終わらせる時だ」バイデン氏は5月31日の演説で、イスラエルがハマスに対

中国、米の利益侵害にさらなる対抗措置用意=国営メディア
2024.05.31

中国、米の利益侵害にさらなる対抗措置用意=国営メディア

[北京 31日 ロイター] - 中国の国営メディアは31日、米国が中国の主権と核心的問題における安全保障上の利益を侵害したり脅かし続ける、あるいは中国企業の発展を抑えるならば、中国にはさらに強力な対抗手段がある、と伝えた。国営の中国中央テレビ(CCTV)関連のアカウント「

米供与兵器のロシア攻撃容認か ウクライナ守勢で姿勢転換
2024.05.31

米供与兵器のロシア攻撃容認か ウクライナ守勢で姿勢転換

 【ワシントン共同】米ニュースサイト、ポリティコは30日、バイデン政権がウクライナに対し、米国が供与した兵器をロシア領内の軍事拠点への攻撃に使うことを水面下で承認したと報じた。ウクライナ軍が東部ハリコフ州で守勢に立たされていることを受け、従来の方針を転換した。米政府当局者の話としている。

トランプ氏側「再選なら就任直後に北朝鮮特使…金正恩委員長と会談」(1)
2024.05.28

トランプ氏側「再選なら就任直後に北朝鮮特使…金正恩委員長と会談」(1)

「トランプ氏は北朝鮮との関係正常化を望んでいる。就任と同時に平壌(ピョンヤン)に代表を送って首脳会談について議論する」。トランプ前大統領の安保分野を補佐する米国第一政策研究所(AFPI)のフレッド・フライツ副所長(62)は23日(現地時間)、中央日報のインタビューで「トランプ氏に

岸田首相が帰国
2024.05.27

岸田首相が帰国

 岸田首相は27日、韓国での日中韓首脳会談出席などを終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。

支持率ともに低迷の日韓首脳 韓国は対日外交が再び政権の攻撃材料となる懸念
2024.05.26

支持率ともに低迷の日韓首脳 韓国は対日外交が再び政権の攻撃材料となる懸念

岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の今年初めての直接会談は、両国関係を改善させてきた2人の信頼関係の強さをうかがわせた。北朝鮮や台湾海峡を巡る情勢が緊迫化する中、両首脳は今後も、日韓の戦略的な連携を強めていく考えだ。ただ、首相と尹氏が共に低支持率にあえいでいることは今後の不安

対中包囲網打破へ〝一枚岩〟となった日米韓の離間を狙う中国
2024.05.26

対中包囲網打破へ〝一枚岩〟となった日米韓の離間を狙う中国

【ソウル=三塚聖平】日本と韓国との首脳会談に臨んだ中国が意識するのは、同盟国などとともに対中圧力を増している米国の存在だ。日韓両国が米国と一枚岩となっていることに中国は警戒を強めており、日米韓を少しでも引き離し、将来的に対中包囲網の打破につなげることを狙っている。中国外務省の汪文