# 伝統工芸

伝統工芸、訪日客に人気 日本らしさ魅力、円安も後押し
2024.06.30

伝統工芸、訪日客に人気 日本らしさ魅力、円安も後押し

 インバウンド(訪日客)の間で、日本の伝統工芸品の人気が高まっている。 繊細な技巧や色彩感覚など日本らしさが魅力で、円安の後押しもあり、羽田空港のセレクトショップは外国人でにぎわう。日本各地で受け継がれてきた職人技を世界にアピールし、新たな販路の開拓や観光客の誘致を目指す動きも出

厚木伝統「せんみ凧」、市アンテナショップで継続販売 セミ模した揚がりやすい凧
2024.06.29

厚木伝統「せんみ凧」、市アンテナショップで継続販売 セミ模した揚がりやすい凧

 神奈川県厚木市玉川地区に伝わるセミをかたどった「せんみ凧(だこ)」の販売が24日から、同市のアンテナショップ「厚木市まるごとショップあつまる」(同市中町)で始まった。これまでイベントなどで売ることはあったが、店舗で継続して販売するのは初めて。 せんみ凧は長さ33センチ、幅75セ

折り紙でホイップクリームを作る?独自開発のソフトウェアと折り紙で無限のかたちを作り出す教授の突き抜けた発想
2024.06.29

折り紙でホイップクリームを作る?独自開発のソフトウェアと折り紙で無限のかたちを作り出す教授の突き抜けた発想

 日本で生まれ育った人ならば、折り紙との接点なくして大人になる人は稀だろう。そう思わせるほど、折り紙は日本人にとっては慣れ親しんだ文化なのではないだろうか。 そして、大人になっても趣味として折り紙を嗜む人もいるし、折り紙アーティストとして生計を立てている人もいる。中には、折り紙の

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”
2024.06.29

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”

能登半島地震の発生から間もなく半年。大規模火災に見舞われた石川・輪島市で、江戸時代から250年続く漆器店には、奇跡的に残った輪島塗の器があった。防火扉を閉めていた店舗の2~4階には火が回らなかったのだという。“やはり輪島塗は強い”と再建を誓う9代目に話を聞いた。輪島塗の製造販売を

赤土を使ったグラス・そうめんみたいに太いモズクはいかが? 「すばらしき沖縄の職人展」 那覇市のタイムスビルであす30日まで
2024.06.29

赤土を使ったグラス・そうめんみたいに太いモズクはいかが? 「すばらしき沖縄の職人展」 那覇市のタイムスビルであす30日まで

 沖縄の伝統工芸品などがそろう展示即売会「すばらしき沖縄の職人展」(主催・読谷山花織事業協同組合など)が28日、那覇市久茂地のタイムスビル1階エントランスで始まった。30日まで。 宙吹ガラス工房虹のブースには、読谷村の赤土を使用したグラスや、気泡が特徴的な約200点の作品が並ぶ。

お気に入りの風鈴見つけて ユニークな1千個、新潟市の神社で揺れる
2024.06.29

お気に入りの風鈴見つけて ユニークな1千個、新潟市の神社で揺れる

 ゾウやパンダ、タコにエビ……。様々な形や色をした風鈴1千個以上が風に揺れ、涼しげな音色を立てる。新潟市中央区の白山神社で29日、恒例の「七夕風鈴まつり」が始まった。今年は「佐渡(さど)島の金山」(新潟県佐渡市)の世界遺産登録を願い、佐渡にちなんだ数種の風鈴が仲間に加わった。 ま

機屋を「生きた紬博物館」に 大島紬の文化的価値を重視 龍郷町 夢おりの郷
2024.06.28

機屋を「生きた紬博物館」に 大島紬の文化的価値を重視 龍郷町 夢おりの郷

 鹿児島県龍郷町大勝で本場奄美大島紬を製造する「夢おりの郷」。歴史ある織り機や方眼紙による図案、時代を彩った大島紬の現物など多くの資料を保有する。このほど、これらを一堂に集約。大島紬を広く知ってもらうため、自由に見学できるよう社内を再構築した。次代を見据えて、従来の機屋のイメージを刷新。大島紬

立つことしかできないかと…祇園祭の稚児人形、修復で正座の機能判明
2024.06.28

立つことしかできないかと…祇園祭の稚児人形、修復で正座の機能判明

 京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)の一つ、鶏鉾の保存会(京都市下京区)は27日、鉾に乗せる稚児人形の修復を終え、報道陣に披露した。修復の過程で、正座ができる機能があることが判明した。かつて鉾には子どもが乗り、生き稚児と呼ばれたが、稚児人形も立ったり座ったりでき、その姿に近づけようとしたとみられる

「金継ぎ」のすすめ。割れてしまった大切な器がより美しくよみがえる
2024.06.28

「金継ぎ」のすすめ。割れてしまった大切な器がより美しくよみがえる

気に入って購入したもの、いただいた思い出の品、そんな大切な器が割れてしまって、悲しい思いをしたことはありませんか?日本には古くから陶器などの割れや欠け、ひびを修復する「金継ぎ(きんつぎ)」という伝統的な技法があります。美しく修繕することで、壊れてしまった器に新たな価値を与える「金継ぎ」は、長く

日本三大うちわ「房州うちわ」 やさしい風を届ける“うちわ職人”を育てた追い風、向かい風……
2024.06.27

日本三大うちわ「房州うちわ」 やさしい風を届ける“うちわ職人”を育てた追い風、向かい風……

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。「日本三大うちわ」といえば、京都の「京うちわ」、香川・丸亀の「丸亀うちわ」、そして、もう一つが、千葉・房総半島で作られている「房州うちわ」です。房州うちわのルーツは、江戸・日本橋にありましたが、関東大震災で職人さん

京都の夏の夜彩るあかり 祇園祭、山鉾飾るちょうちん作り最盛期
2024.06.27

京都の夏の夜彩るあかり 祇園祭、山鉾飾るちょうちん作り最盛期

 7月に京都で行われる祇園祭で、山鉾(やまほこ)や商店街を飾る提灯(ちょうちん)づくりが、京都市下京区の奥川提灯店で追い込みを迎えている。今年は合計約2500個を各所に納める予定で、特に商店街からの注文が多く、5月中ごろから、職人7人がかりで作業にあたっているという。作業場には、墨や赤い塗料で

京都「芸術の美に触れる展覧会」七宝、かんざし、蒔絵…思わず見とれる夏の展示3選
2024.06.27

京都「芸術の美に触れる展覧会」七宝、かんざし、蒔絵…思わず見とれる夏の展示3選

長い年月をかけて大切にされている京都の美意識は、芸術に対しても共通しています。七宝や蒔絵、髪飾りは見ているだけでも美しく、多くの人に愛されてきました。美へのこだわりが一堂に会する、夏の展覧会を紹介します。1924年、京都・祇園に生まれて芸妓となり、東京に拠点を移してからは料亭の女

伝統の「金魚ちょうちん」工房では製作が最盛期に
2024.06.27

伝統の「金魚ちょうちん」工房では製作が最盛期に

山口県柳井市の白壁の町並みではちょうど1か月後に、金魚ちょうちんに灯がともり始めます。工房では、製作が最盛期を迎えています。柳井広域シルバー人材センターの金魚班工房です。竹ひごを組み立てたものに和紙を貼って色を塗り、金魚ちょうちんができあがります。

“輪島塗”を施した132万円のキーボードが登場。黒漆キートップが美しい。石川県の輪島塗工房を応援するクラファン「Re:japanプロジェクト」のリターン品に
2024.06.27

“輪島塗”を施した132万円のキーボードが登場。黒漆キートップが美しい。石川県の輪島塗工房を応援するクラファン「Re:japanプロジェクト」のリターン品に

株式会社PFUが販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下、HHKB)は6月27日(木)、「Re:japanプロジェクト」を、同日より開始したと発表した。本プロジェクトはクラウドファンディングサイトのMakuakeにて行われている。なお、現時点で目標金

祇園祭・鶏鉾の稚児人形に特殊な仕掛け 立った状態から膝を折り曲げて「正座」した姿に“変形”100年以上気づかず 専門家「“生き稚児さん”を再現したのでは」
2024.06.27

祇園祭・鶏鉾の稚児人形に特殊な仕掛け 立った状態から膝を折り曲げて「正座」した姿に“変形”100年以上気づかず 専門家「“生き稚児さん”を再現したのでは」

祇園祭の前祭・山鉾巡行で街を練り歩く「鶏鉾」(にわとりほこ)の稚児人形に、立ち姿から正座姿に様変わりする特殊な仕掛けが備わっていることがわかりました。修復作業の中で初めて判明し、100年以上知られていなかったとみられています。専門家は「まさか座れるような構造になっていたとは」と驚いています。<

132万円の漆塗りHHKBキーボード発売。PFUがRe:japanプロジェクトで能登半島地震の復興支援。ESCキーのみ1万9800円も
2024.06.27

132万円の漆塗りHHKBキーボード発売。PFUがRe:japanプロジェクトで能登半島地震の復興支援。ESCキーのみ1万9800円も

高級キーボード HHKB シリーズの PFU が、日本の伝統工芸『輪島塗』を施した特別なキートップを通じて能登半島地震被害の復興を支援する企画 Re:japan プロジェクトを開始しました。「応援購入サービス」Makuakeを通して販売するのは、HHKB Professional

高性能キーボードHHKBに輪島塗モデルが復興支援で再び--1万9800円からのキートップも
2024.06.27

高性能キーボードHHKBに輪島塗モデルが復興支援で再び--1万9800円からのキートップも

 PFUは6月27日、高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(HHKB)のキートップに石川県の輪島塗工房「大徹八井漆器工房」による輪島塗を施した、オーダーメイドの特別仕様を販売する「Re:japanプロジェクト」を開始した。クラウドファンディングMakuakeを

築100年超の町家→和モダンの宿に 「ちょっとぜいたくな時間を」 細部まで自然素材用いて改修/兵庫・丹波篠山市
2024.06.27

築100年超の町家→和モダンの宿に 「ちょっとぜいたくな時間を」 細部まで自然素材用いて改修/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市魚屋町に、築100年を超える町家を活用した一棟貸しの宿「八十一(やそいち)」がオープンした。江戸期の流れをくむ中二階の「厨子(つし)二階」の建物をリノベーション。古き良き日本や丹波を感じさせる趣を残しつつ、細部まで自然素材を用いて快適に過ごせる空間に生まれ変わっている。スタッ

雪室で熟成 まろやかな酒 飛騨で出荷開始
2024.06.27

雪室で熟成 まろやかな酒 飛騨で出荷開始

 岐阜県飛騨市の山中につくられた雪室で熟成した「雪中酒」の出荷が26日、同市河合町で始まった。 雪を集めた高さ約5メートルの雪室に、同市の「渡辺酒造店」が地元の天生山麓の天然水で醸した新酒を今年3月下旬に貯蔵した。この日朝、雪室から純米吟醸酒を取り出し、第3セクター「飛騨ゆい」が

インバウンド起爆剤に 工芸品、首都圏で販路拡大 香川県
2024.06.27

インバウンド起爆剤に 工芸品、首都圏で販路拡大 香川県

 香川県は伝統的工芸品を含む県産品について、首都圏での販路拡大や情報発信を強化している。県関係者、生産者、流通業者などから構成される「かがわ県産品振興機構」(高松市)を中心に、羽田空港(東京都大田区)内の工芸品セレクトショップなどと連携。インバウンド(訪日客)に人気の高い「讃岐かがり手まり」「