# 長崎原爆

岸田首相、被爆体験者と初の面会へ 救済問題への見解に注目集まる
2024.07.01

岸田首相、被爆体験者と初の面会へ 救済問題への見解に注目集まる

 長崎の爆心地から12キロ以内で原爆に遭いながら被爆者と認められていない被爆体験者が、長崎原爆の日(8月9日)に長崎を訪れる首相らと面会し、救済を直接訴える見通しになった。首相らが被爆者団体代表から要望を聞く恒例の場に被爆体験者も出席する。首相が被爆体験者と面会するのは初めてで、救済の問題にど

「核廃絶すべき」が大半 長崎原爆資料館の外国人来館者アンケート 市民団体が初めて実施
2024.06.26

「核廃絶すべき」が大半 長崎原爆資料館の外国人来館者アンケート 市民団体が初めて実施

 被爆80年に向けて長崎市が計画する長崎原爆資料館(同市平野町)の展示更新を巡り、市民団体「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」は外国人来館者へ独自に実施した初のアンケート結果を市に提出した。核兵器保有国も含めた大半の人が核廃絶すべきだと感じていることや、原爆投下に至る歴史にも関心が寄せ

「黒い雨」調査結果、丁寧に説明 長崎の被爆体験者巡り、厚労相
2024.06.25

「黒い雨」調査結果、丁寧に説明 長崎の被爆体験者巡り、厚労相

 国の指定地域外で長崎原爆に遭い被爆者認定されていない「被爆体験者」を巡り、厚生労働省が地元所蔵の体験記の調査で「黒い雨」など雨や降下物があったことを客観的事実として捉えられないと結論付けたことに関し、武見敬三厚労相は25日の記者会見で「要望があれば改めて(調査結果の)理由などを丁寧に説明した

ルワンダ30年、長崎で追悼式 駐日大使「虐殺に反対の声を」
2024.06.17

ルワンダ30年、長崎で追悼式 駐日大使「虐殺に反対の声を」

 1994年に約80万人が犠牲となったとされるルワンダ大虐殺から今年で30年。長崎原爆資料館で17日、追悼イベントが開かれ、ムカシネ・マリー・クレール駐日大使が「私たちは皆、大量虐殺や憎悪がどこで起ころうとも反対の声を上げなければならない」と訴えた。 イベントは同国出身で内戦によ

イスラエルの駐日大使へ、「被爆地の市民は心を痛めている」…長崎市が即時停戦求める
2024.06.13

イスラエルの駐日大使へ、「被爆地の市民は心を痛めている」…長崎市が即時停戦求める

 長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典について、長崎市は12日、現時点で招待を見合わせているイスラエルの駐日大使に対し、即時停戦などを求める書簡を送付したと明らかにした。7日付で在日イスラエル大使館に郵送した。 市は現在、同国が攻撃を続けているパレスチナ自治区ガザ地区での危機的

長崎市の「反核座り込み」500回目…45年継続「核廃絶の思い受け継がれてきたことは感慨深い」
2024.06.11

長崎市の「反核座り込み」500回目…45年継続「核廃絶の思い受け継がれてきたことは感慨深い」

 長崎原爆の日(8月9日)に合わせて、被爆者らが長崎市の平和公園で毎月行っている「反核9の日座り込み」が9日、500回目を迎えた。45年間続く平和活動で、節目の今回は普段の4倍以上となる約420人が参加した。 原子力船「むつ」の佐世保港入港をきっかけに、1979年3月16日、長崎

長崎市「平和祈念式典」イスラエル駐日大使の招待見合わせ…ガザ地区情勢巡り「不測の事態発生リスク」
2024.06.04

長崎市「平和祈念式典」イスラエル駐日大使の招待見合わせ…ガザ地区情勢巡り「不測の事態発生リスク」

 長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典について、長崎市は3日、現時点でイスラエルの駐日大使への招待状の送付を見合わせると発表した。パレスチナ自治区ガザに攻撃を続けていることを踏まえ、イスラエル側に即時停戦などを求める書簡を送る。 市は例年、この時期に各国の駐日大使に招待状を送っ

原爆死没者名簿に名前記す「筆耕」長崎市役所で始まる…8月5日までに3300人書き加え
2024.06.03

原爆死没者名簿に名前記す「筆耕」長崎市役所で始まる…8月5日までに3300人書き加え

 長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で奉安される原爆死没者名簿に犠牲者の名前を記す「筆耕」が3日、長崎市役所で始まった。昨年8月以降に亡くなった被爆者や、国が定める被爆地域外で原爆に遭った「被爆体験者」ら約3300人の名前が8月5日までに書き加えられる。 担当するのは、同市の

長崎市の「反核座り込み」今月で500回…猛暑や降雪でも続け45年間「いつか核兵器なくす大きな力に」
2024.06.03

長崎市の「反核座り込み」今月で500回…猛暑や降雪でも続け45年間「いつか核兵器なくす大きな力に」

 長崎原爆の日(8月9日)に合わせ、被爆者らが長崎市の平和公園で毎月9日に行う「反核9の日座り込み」が今月、500回目を迎える。ロシアの核威嚇や北朝鮮の核・ミサイル開発など核軍縮をめぐる情勢が厳しさを増す中、参加者たちは「『核のない世界』を目指す意志をこれからもつないでいく」と誓っている。(勢

被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーション…長崎市のカナダ人英語講師が吹き込み
2024.05.29

被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーション…長崎市のカナダ人英語講師が吹き込み

 長崎原爆被災者協議会(被災協)は、被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーションを付け、インターネットで公開した。被災協は、被爆の実相を幅広い人に知ってもらおうと、被爆証言に英語字幕を付ける取り組みを昨年から進めており、今回は、カナダ人で長崎市在住の英語講師、ジェームズ・パワーズさん(45)が英訳

被爆者の半生描く紙芝居動画 英語ナレーション付きで初制作 長崎被災協
2024.05.29

被爆者の半生描く紙芝居動画 英語ナレーション付きで初制作 長崎被災協

 長崎原爆被災者協議会(被災協)は、被爆者の半生を描いた紙芝居に英語のナレーションを付けた動画を初めて制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。海外向けの発信力強化が狙い。英訳などを担ったカナダ人の英語講師、ジェームズ・パワーズさん(45)=長崎市=は「未来を担う世代に見てほしい」と訴

爆心700メートルで生存 「人が人を殺して何が幸せか」 被爆証言発信プロジェクト進む
2024.05.26

爆心700メートルで生存 「人が人を殺して何が幸せか」 被爆証言発信プロジェクト進む

 来年の被爆80年に向け、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)が被爆証言を世界に発信するプロジェクトが着々と進んでいる。1月以降、約20人の証言動画をユーチューブで公開。語り部として長年活動する人のほか、表立った活動をしていなかった被爆者たちにも光が当たり始めた。その一人が長崎市の𠮷村八重子さん

原爆死没者名簿200冊「風通し」、黙とう後に1ページずつめくり確認…長崎市
2024.05.17

原爆死没者名簿200冊「風通し」、黙とう後に1ページずつめくり確認…長崎市