# ナチス

「プーチン体制はナチと同質だ」と見せつけたロシアの「偽詩人」の計略
3時間前

「プーチン体制はナチと同質だ」と見せつけたロシアの「偽詩人」の計略

ロシアでは、反戦や体制批判のメッセージを作品に盛り込む芸術家が国内で活動できなくなっている。その代わりに、体制によって推奨され、体制を支持する文化人らによって高い評価を受けるようになっているのが、いまウクライナでおこなわれている戦争やウラジーミル・プーチン大統領を賛美する「愛国的」な芸術だ。<

ヒトラー南米逃亡説がモチーフ!『お隣さんはヒトラー?』隣人を疑う男の様々な表情を捉えた場面写真
2024.07.05

ヒトラー南米逃亡説がモチーフ!『お隣さんはヒトラー?』隣人を疑う男の様々な表情を捉えた場面写真

アドルフ・ヒトラーの「南米逃亡説」をモチーフに、実際に起こり得たかもしれない世界線を大胆なアプローチで描いたナチス映画の新たな系譜となる『お隣さんはヒトラー?』(7月26日公開)。このたび隣人をヒトラーと疑う男の様々な表情を捉えた場面写真が解禁された。ヒトラーの遺体を西側諸国が確

極右候補、仏総選挙から撤退 ナチス軍帽写真めぐり
2024.07.03

極右候補、仏総選挙から撤退 ナチス軍帽写真めぐり

【AFP=時事】フランス国民議会(下院)総選挙で、極右政党「国民連合(RN)」の候補者が2日、ナチス・ドイツ(Nazi)の軍帽をかぶった写真が流出したことを受け、立候補を取り下げた。RNが仏メディアに明らかにした。 RNのリュディビーヌ・ダウディ(Ludivine Daoudi)

「すべてをドイツのために」…ナチスのスローガン叫んだ政治家、2回目の有罪判決
2024.07.02

「すべてをドイツのために」…ナチスのスローガン叫んだ政治家、2回目の有罪判決

極右「ドイツのための選択肢」(AfD)有力政治家がナチスのスローガンを使用した容疑で2回目の裁判でまた有罪判決を受けた。1日(現地時間)、ドイツ・ザクセン=アンハルト州ハル地裁は刑法上違憲組織表示使用容疑で起訴されたAfDテューリンゲン州代表のビョルン・ヘッケ氏(52)に罰金1万

「ホロコーストは長く続いたうそ」 ドイツ95歳の極右女性が懲役刑
2024.06.27

「ホロコーストは長く続いたうそ」 ドイツ95歳の極右女性が懲役刑

ホロコースト(ナチスによるユダヤ人虐殺)を否定する扇動で悪名高いドイツの95歳の極右女性が懲役刑を宣告された。26日(現地時間)、ARD放送など現地メディアによると、ハンブルク地方裁判所は国民扇動容疑で起訴されたウルズラ・ハヴァーベック被告の控訴審で懲役1年4月を宣告した。

【米倉涼子の新作映画レビュー】今こそ観たい、ナチスの迫害の実話『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』
2024.06.25

【米倉涼子の新作映画レビュー】今こそ観たい、ナチスの迫害の実話『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』

米倉涼子さんが見た、最新のおすすめエンタメ情報をお届けします。ナチスを題材にした映画はこれまでも観てきましたが、まだまだ知らない実話があるのだなと改めて感じた作品を紹介したいと思います。『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』は、迫害を恐れてプラハへと逃げてき

「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く
2024.06.24

「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く

小説『関心領域』を通例の文脈で「あの映画の原作」と紹介するのにはいささか抵抗がある。というのも、特に日本では、公開当初から凄まじい訴求力を見せた映画版(ジョナサン・グレイザー監督)の存在感が大きく、隠喩に満ちたその内容の「解題」を求める意図で本書を手にする人が多いと予測され、その場合、キャラ構

「平和考えるきっかけに」 杉原千畝故郷の記念館
2024.06.22

「平和考えるきっかけに」 杉原千畝故郷の記念館

 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続け、子どもを含む多数の市民が殺されている中、岐阜県八百津町の杉原千畝記念館が平和や人権について再考するきっかけの場所となっている。新型コロナウイルス禍で激減した海外からの来場者も再び増えつつあり、昨年度のイスラエル人入館者は千人を超えた。

ナチスを官能的に描いた『フィリップ』の新しさ 性愛を利用した復讐がたどり着く運命とは
2024.06.22

ナチスを官能的に描いた『フィリップ』の新しさ 性愛を利用した復讐がたどり着く運命とは

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週はモルモットを飼い始めた間瀬が『フィリップ』をプッシュします。■『フィリップ』 編集者として映画を扱う仕事をする上で、企画を考えたり面白

塀越しの無関心(6月19日)
2024.06.19

塀越しの無関心(6月19日)

 福島市で上映中の映画「関心領域」は不穏な空気が漂う。ナチスが設けたアウシュビッツ強制収容所の隣の豪邸に住む所長と家族の日々を描く▼ピクニック、パーティー…。生活は一見、穏やかだが、高い塀越しに悲鳴や銃声が聞こえる。焼却炉の煙突から大量の煙が立ち上る。観客はユダヤ人の凄絶[せいぜつ]な末路を想

ラジオ屋だからわかる「とてつもなく恐ろしいもの」 塀の向こう側の「音」から観る「関心領域」
2024.06.16

ラジオ屋だからわかる「とてつもなく恐ろしいもの」 塀の向こう側の「音」から観る「関心領域」

 TOKYO FMのラジオマン・延江浩さんが音楽や映画、演劇とともに社会を語る連載「RADIO PAPA」。今回は映画「関心領域(The Zone of Interest)」について。*  *  * 僕はラジオ屋だからわかる。この映画は音の作品だ。微かな音がいつも流

ナチスの興亡「映像の世紀」に揺さぶられ 全方位ch
2024.06.15

ナチスの興亡「映像の世紀」に揺さぶられ 全方位ch

眠るように横たわる6人の子供の遺体のそばに、焦げた成人男女の焼死体―。ずいぶん前に録画していたNHKのドキュメンタリー「映像の世紀プレミアム」の「ナチス 狂気の集団」を見ていて、一瞬映し出された映像に衝撃を受けた。それはアドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツの宣伝大臣、ヨーゼフ・

ニュースワード「ナチスからの子供の疎開」
2024.06.12

ニュースワード「ナチスからの子供の疎開」

 ナチスからの子供の疎開 ユダヤ人をはじめ少数派へのナチス・ドイツによる迫害が強まる1938~39年、子供だけでも助けようと、英国などで行われた大量避難措置。「キンダートランスポート」と呼ばれる。 難民受け入れには賛否両論があふれ、ビザ取得以外にも保証金や里親の用意など厳しい条件

ハイデガーが「黒いノート」に書いた「反ユダヤ的記述」の「真意」
2024.06.10

ハイデガーが「黒いノート」に書いた「反ユダヤ的記述」の「真意」

 2014年、ハイデガーの「黒いノート」という覚書集が刊行され始め、そのうちに反ユダヤ主義的な発言が見られるということでマスメディアでもスキャンダラスに取り上げられました。 『ハイデガー『存在と時間』入門』、『ハイデガーの哲学』などの著書がある哲学者の轟孝夫氏は、2019年のドイ

鑑賞後にめちゃくちゃ考え込んじゃうこと必至! エンドロールで身の毛のよだつ感覚に襲われる映画「関心領域」
2024.06.08

鑑賞後にめちゃくちゃ考え込んじゃうこと必至! エンドロールで身の毛のよだつ感覚に襲われる映画「関心領域」

 困った。映画「関心領域」のことを書こうと思ったのだけど、ちょっと正直、この映画のことをどう書いていいのか分からないのである。というのもこの映画、本当の主役というか、確信の部分が画面に映らない。ただ音だけが聞こえてくるのである。 映画の主な舞台はルドルフ・ヘスの家だ。ヘスはホロコ

世界を変えたノルマンディー上陸作戦、ちょうど80年前の「史上最大の作戦」を振り返る
2024.06.07

世界を変えたノルマンディー上陸作戦、ちょうど80年前の「史上最大の作戦」を振り返る

 今からちょうど80年前の1944年6月6日、米・英・カナダの連合軍はナチスドイツからヨーロッパを解放するという困難な任務を開始した。ノルマンディー上陸作戦だ。この作戦が開始された日は「Dデイ」とも呼ばれている。 占領下のフランス、ノルマンディーの海岸の5カ所から約16万人の兵士

米仏首脳、ナチスとロシアの侵攻重ね演説 「Dデー」80周年式典
2024.06.07

米仏首脳、ナチスとロシアの侵攻重ね演説 「Dデー」80周年式典

 第2次世界大戦の転換点となった「ノルマンディー上陸作戦」から80年を迎えた6日、フランス北西部ノルマンディーで記念式典が開かれた。米仏の両首脳はナチスドイツとウクライナ侵攻を続けるロシアを重ね、ウクライナのゼレンスキー大統領に支援の継続を表明。民主主義と自由の尊さを訴えた。 ノ

ナチス略奪絵画、返還受けた所有者がルーブルに寄贈
2024.06.05

ナチス略奪絵画、返還受けた所有者がルーブルに寄贈

【AFP=時事】第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)に略奪され、戦後は仏パリのルーブル美術館(Louvre Museum)で保管されてきた17世紀の絵画2点がユダヤ人所有者の子孫に返還された。その後、作品は改めて同館に寄贈された。 ルーブルでは

舛添要一氏、「民を奴隷扱いする仕組みをいつまで…」給与明細への減税額明記に企業側の負担増を憂慮
2024.06.02

舛添要一氏、「民を奴隷扱いする仕組みをいつまで…」給与明細への減税額明記に企業側の負担増を憂慮

 厚労大臣、東京都知事などを歴任した国際政治学者の舛添要一氏が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新。政府が所属勢の減税額を給与明細に明記するよう義務づけることを決めたことについて「ナチス」「共産国家」「奴隷」などの単語を交えて企業への負担増を憂えた。 「減税も良いが、企業の担当者

ナチスに奪われた名画を取り戻せ!「略奪美術品」をめぐるアルプスの岩塩鉱夫たちの戦い
2024.06.01

ナチスに奪われた名画を取り戻せ!「略奪美術品」をめぐるアルプスの岩塩鉱夫たちの戦い

文・写真/御影実(オーストリア在住ライター/海外書き人クラブ)アルプスの美しい湖畔の町として知られる、世界遺産ハルシュタット。岩塩が豊富に含まれる鉱脈に恵まれたこの地域では、古くから根付く塩の採掘の歴史が古代文明の礎となり、山間の小さな町に富をもたらしてきた。このハ