ソフトバンク尾形崇斗、復帰への第一歩記す 打撃投手で150キロ超え連発「もっと上がってくる」 右肩のコンディション不良からの復活目指す

AI要約

右肩のコンディション不良によりリハビリ組で調整中の尾形崇斗投手が、福岡県筑後市のファーム施設で打撃投手を務め、投球練習を行った。

尾形投手は育成選手たちに球種を伝えながら投球し、力強い球を投じたことで満足感を示した。

今後は実戦復帰を目指し、100マイル到達を目標としている尾形投手は、成長を実感しつつ着実に調整を進めている。

ソフトバンク尾形崇斗、復帰への第一歩記す 打撃投手で150キロ超え連発「もっと上がってくる」 右肩のコンディション不良からの復活目指す

 右肩のコンディション不良によりリハビリ組で調整中の尾形崇斗投手(25)が30日、福岡県筑後市のファーム施設で打撃投手を務めた。

 4軍の打撃投手として打者5人に25球を投げ、ヒット性の当たりは1本だった。最速は154キロを計測。「確認したかったところとか、投げたいところにだいたい投げられた」と充実感を口にした。

 この日は投球前に球種を伝えながら、育成選手5人に対して1人5球ずつ投じた。このうち直球は154キロが4球、153キロが6球と力のある球を見せた。90%ほどの力感で投げたといい、「アドレナリンが出なくてもああいうふうに投げられていた。メカニックとかがうまくかみ合ってきた時にもっと上がってくるし、100%で投げた時にどういう感じなのかは楽しみ」と手応えを示した。

 今後は6月前半での実戦復帰を目指す。自己最速は157キロを誇る右腕は、今季の目標に「100マイル(約161キロ)到達」を掲げている。それについては「フィジカルレベルもスキルも上がっていると考えたら、当然な数字だと思っている。そこは焦らずに通過できたらいい」と自信を見せた。(大橋昂平)