中村部屋の新設、新弟子検査の2次検査を「運動能力検査」と名称変更など 定例理事会

AI要約

日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で定例理事会を開催。中村部屋の新設や力士転籍を承認すること以外にも、重要決定事項がいくつかあった。

付け出し資格承認について、昨年の全日本相撲選手権で3位となった石崎涼馬と国体個人戦優勝の川渕一意の幕下最下位格付け出し資格が承認された。

研修会の実施や腹タッチ会の開催、新弟子検査名称変更など、他の決定事項も発表された。

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で定例理事会を開いた。中村部屋の新設、力士らの転籍を6月1日付で承認すること以外の、主な決定事項は以下の通り。

 ▽付け出し資格承認 昨年の全日本相撲選手権で3位だった、滋賀県長浜養護学校元教員(日体大卒)で十両朝紅龍の弟の石崎涼馬(23=高砂)と、昨年の国体成年の部個人戦優勝で日大卒の川渕一意(かずま、22=木瀬)の幕下最下位格付け出し資格を承認した。

 ▽研修会実施 6月6日に両国国技館で、日本相撲協会の全協会員を対象とした研修会の実施が決定。

 ▽腹タッチ会 九州場所PRイベントとして、初開催した昨年に続き、6月9日に福岡市内で実施決定。参加者予定力士は平戸海、宇良、正代、佐田の海ら。

 ▽名称変更 新弟子検査の2次検査を「運動能力検査」と名称変更。身長、体重に関係なく、運動能力を見て判断する新弟子検査。広報部は「1次がないのに、2次はおかしいので」と説明。