新十両・嘉陽、後輩・大の里と同級生・白熊に先越され刺激を力に昇進 二所ノ関親方「自分が主役になってほしい。素質や力はある」とハッパ 

AI要約

日本相撲協会は29日、名古屋場所の番付編成会議を開き、嘉陽と生田目の新十両昇進が決まった。

2年間で十両昇進を果たした嘉陽は、大の里を超える力士になる目標を持っている。

師匠の期待も高い嘉陽と、後輩である大の里との関係が注目を集めている。

新十両・嘉陽、後輩・大の里と同級生・白熊に先越され刺激を力に昇進 二所ノ関親方「自分が主役になってほしい。素質や力はある」とハッパ 

 日本相撲協会は29日、大相撲名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、日体大出身の嘉陽(24)=二所ノ関、生田目(22)=二子山=の新十両昇進を決めた。

 新潟・能生中、同・海洋高、日体大で大の里の1年先輩にあたる嘉陽が十両昇進を決めた。入門から2年。その間に後輩の大の里だけではなく、中学、高校、大学の同級生だった白熊にも先を越された。「自分の同級生もたくさん関取が出た。頑張らなきゃって思ってました」と刺激を原動力に変えた。

 29日に東京・両国国技館で行われた記者会見では大の里に関する質問も飛んだ。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「いつか大の里を超えるくらい、自分が主役になってほしい。逆に(大の里が)嘉陽はどうですかって聞かれるくらいの力士になってほしい。そのくらいの素質だったり力はある」とハッパをかけた。

 後輩ではあるが、嘉陽が素直に「身近に見ていて、すごいなって思います」と認める大の里は、大きな目標になる。