今永昇太が3回でメジャー自己ワーストの7失点 日本人最長タイのデビューから6連勝へ厳しい展開に

AI要約

カブス・今永昇太投手がブルワーズ戦で自己ワーストの7失点を喫し、苦しいピッチングを見せた。

今永投手は3回までで7失点を喫し、特にイエリチやパーキンスに被弾し、メジャー自己ワーストとなる失点を重ねた。

前回登板では安定感を見せていたが、この試合では打ち込まれ、マウンドで苦しんだ。

今永昇太が3回でメジャー自己ワーストの7失点 日本人最長タイのデビューから6連勝へ厳しい展開に

◆米大リーグ ブルワーズ―カブス(29日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 カブス・今永昇太投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地・ブルワーズ戦に6勝目を狙って先発したが、3回までメジャー自己ワーストの7失点を喫した。

 初回は先頭のオルティスに右翼手・鈴木の頭を越える二塁打を許していきなり得点圏に走者を背負った左腕。コントレラスを三ゴロに打ち取ったが、1死二塁で18年MVPのイエリチに所有の93・2マイル(約150・0キロ)直球を捉えられ、右中間席へ打球速度110・5マイル(約177・8キロ)、飛距離441フィート(約134メートル)という特大の6号2ランを浴びて先取点を献上した。

 ハップがソロを放って1点差に迫った2回は、1死からパーキンスに右中間への二塁打を浴びたが、鈴木の好守などもあって走者を進めることはなかった。2回も先頭のオルティスに中前安打。1死二塁で1打席目に2ランを浴びたイエリチに右前安打を許して1死一、三塁とピンチが広がり、続くアダメズに中前適時打を浴びて、メジャーでは4月20日の本拠地・マーリンズ戦に並ぶ自己ワーストの3失点となった。さらに続くサンチェスに左翼へ2点適時に二塁打を浴びて5失点で、メジャー自己ワーストとなった。さらにパーキンスにも左中間へ5号2ランを浴びて7失点。苦しいマウンドになった。試合開始時に0・84だった防御率も3回終了時点で1・91になった。

 前回登板の18日(同19日)の本拠地・パイレーツ戦では、7回88球を投げて4安打無失点。3登板連続で勝利投手にはなっていないが、これまで全登板で自責2以下と抜群の安定感を見せていた。当初24日(同25日)の敵地・カージナルス戦に先発予定だったが、雨天中止。スライド登板せずに中10日で休養たっぷりでこの日の登板を迎えた。

 試合開始前の時点で9登板で5勝無敗、防御率0・84。試合開始時点で規定投球回に到達していないが、防御率は全体トップに相当する数字で12イニング連続無失点だった。この試合で勝利投手になると、デビューから無傷6連勝で、日本人では02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)に並ぶ最長記録となる。