大谷翔平、大好きな6月近づきNYで復調の14号…ロバーツ監督「打つべき球を打てば完全復活する」

AI要約

大リーグのメッツ対ドジャース戦で、大谷翔平選手が復調の兆しを見せる活躍を見せた。

8回には14号2ランを放ち、5打数2安打3打点の活躍を見せる。

監督も大谷の復活に期待を寄せ、再び絶好調モードに入る可能性を期待している。

大谷翔平、大好きな6月近づきNYで復調の14号…ロバーツ監督「打つべき球を打てば完全復活する」

 ◇5月29日(日本時間30日) 大リーグ メッツ3ー10ドジャース(ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平選手が29日、メッツ戦に「2番・DH」で出場し、8回にダメ押しの14号2ランを放った。5月17日以来、10試合&46打席ぶりアーチ。5回に中前適時打も放ち、5打数2安打3打点。チームは終盤の猛攻で10ー3で大勝し、同一カード3連勝を飾った。

 不調だった大谷がニューヨークでアーチをかけ、復調の兆しを見せた。5回に打球速度114.1マイル(183.6キロ)の痛烈な打球で中前適時打を放つと、4点を勝ち越してなおも8回2死二塁だ。2球で追い込まれたが、外角シンカーに反応。高々と舞い上がった打球は左翼フェンスを越えた。ダメ押しの14号2ラン。メッツの本拠地シティーフィールドでの本塁打は初めてで、メジャー7年目で26球場目(現在の本拠地では24カ所)の一発。残りノーアーチの球場はレッズ、パイレーツ、フィリーズ、カージナルス、ダイヤモンドバックス、マーリンズの6カ所と、全球場制覇も見えてきた。

 5月16日にけん制球が左太ももを直撃。そこから、打撃は下降線を辿った。本人は「日に日に良くなっている」というが、前日のダブルヘッダー第1試合は5打数無安打と精彩を欠き、この日の第4打席まで今季ワーストの45打席ノーアーチだった。しかし、周囲がスランプと騒ぎ始めると、結果で黙らせるのが大谷流だ。昨季も、この時期不調だったが、本塁打で一気に状態を上げて絶好調モードに突入した。

 試合後、ロバーツ監督は「100パーセントと言い切ることはできない。それは本人に聞いてみたらいい。ただ、打つべきボールを打てば、完全復活に近づくと思っていたが、今日は何度か強くて高い打球を打っていたね」と評した。30日の休養日を挟んで、31日からは本拠地でロッキーズとの3連戦。昨季、月間15本塁打をマークした大好きな6月が近づき、大谷が再び加速しそうだ。