巨人新助っ人 ヘルナンデスVSヘルナンデスは三振 デビュー戦で3の1 阿部監督「どんどん打席に」
新助っ人エリエ・ヘルナンデス外野手が巨人でのデビュー戦を終えた。
ヘルナンデスは初打席で来日初安打を放つも、その後は2打席連続三振を喫した。
監督は日本の投手との対戦を積極的に経験させる意向を示した。
◇交流戦 巨人0―2ソフトバンク（2024年5月28日 東京D）
巨人の新助っ人、エリエ・ヘルナンデス外野手（29＝ドミニカ共和国）が28日に出場選手登録され、同日のソフトバンク戦（東京D）で「7番・右翼」に入って即先発出場。第1打席でいきなり来日初安打を放ったが、その後は2打席連続三振を喫し、デビュー戦を3打数1安打2三振で終えた。
第1打席は0―0のまま迎えた3回に回ってきた。
先頭打者として来日初打席に入ったヘルナンデスはヘルメットのつばをそっと触り、レンジャーズの3A時代にチームメートだった相手先発右腕・有原に“アイコンタクト”。
カウント2―2からの5球目、真ん中高めカットボールをフルスイングすると、打球は痛烈な当たりとなって左前に落ち、来日初打席で初安打となった。
これにはベンチもスタンドも大盛り上がりだったが、5回の第2打席は有原のフォークボールに空振り三振。7回の第3打席は相手2番手右腕とのヘルナンデスVSヘルナンデス対決となったが、低めのカーブを見逃し三振だった。
試合後、ヘルナンデスについて聞かれた阿部慎之助監督（45）は「どんどん打席に立って、日本の投手の良さも知ってもらいたいですしね。そこでどう対応していくかというのが大事なので、どんどん打席に立たせたいと思います」と話している。
巨人では、ポイントゲッターとして期待され、今季加入した前パドレスのルーグネッド・オドーア外野手（30＝ベネズエラ）が開幕3日前の3月26日に2軍調整を拒否して電撃退団。ヘルナンデスは昨季所属したレンジャーズ3Aではリーグ最多の165安打、36二塁打を放っており、右の大砲として期待される。
