「私は言ってない」久保建英の五輪不参加は監督の意向? ソシエダ指揮官が“本音”「クラブにとっては有難い」
久保建英がパリ五輪不参加の可能性が高いことが報じられ、クラブの意向であることが指摘される。
監督は久保の休養を必要とし、五輪不参加でクラブにとってプレシーズン準備がより良いものになると期待している。
久保の五輪不参加により、クラブ内での休養が可能となり、安堵している様子が報じられている。
久保建英が所属するレアル・ソシエダは5月29日、国立競技場で東京ヴェルディとフレンドリーマッチを戦う。この一戦に向けて、28日には千葉県内で前日練習を行ない、イマノル・アルグアシル監督が取材に応じた。
久保がクラブの意向でパリ五輪への不参加が濃厚になったのを受け、「監督の意向もあったのか」と質問を受けると、指揮官は「私は言ってない。クラブの判断だ」と回答した。
日本代表MFが五輪に出場しないメリットについては、こう述べている。
「クラブにとっては有難いこと。すごくいい影響がある。(今季は)シーズン通して激しい試合で、疲労が溜まっている。そういう意味でも休みをいただけるのはクラブにとてもいい影響がある」
アルグアシル監督は「彼はひたむきで、代表からも戻ってきてもすぐにプレーする、休みを必要としないところがあるので、疲労を懸念していた。だが、オリンピックに出場しないと決まり、休みを与えられるので、すごくいいプレシーズンを与えられると思う」と続けている。
重要な選手だけに、五輪への派遣が見送られ、安堵しているというのが本音のようだ。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)