ドジャース指揮官 大谷翔平は右ハムストリング負傷で全力疾走回避 6回の三塁打の際に全力疾走せず

AI要約

ドジャースの大谷翔平投手が敵地でのレッズ戦で3三振を喫し、4打数1安打の成績を残すもチームは4連敗。

大谷はハムストリングを負傷し、走塁に影響が出る中、33球場目となる初安打を記録。しかし、打撃不振も続く。

チームは好機を活かせず、打線がつながらずに敗戦。ロバーツ監督は大谷の体調を心配するコメントを述べた。

 ◇ナ・リーグ ドジャース1―3レッズ(2024年5月25日 シンシナティ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、敵地でのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席にレッズの本拠グレートアメリカン・ボールパーク初安打となる三塁打を放ったが、今季2度目の1試合3三振に倒れるなど4打数1安打。チームも1―3で敗れ、今季ワーストの4連敗を喫した。

 大谷は6回に11打席ぶりの安打となる右翼線への三塁打。これで安打を放った球場は33球場目となり、現在のMLB本拠30球場で安打を放っていないのはパイレーツのPNCパークだけとなった。しかし、この時打った直後から終始スピードを上げずに三塁へ到達した。走塁にも定評がある大谷だけに心配する声が上がった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷の体調について、ここ1週間ハムストリングを負傷しており、全力疾走できなかったと説明した。

 打撃内容も心配される。第1打席は100マイル前後の速球を武器とする右腕グリーンの低めのスプリットに手が出ずに見逃し三振。第2打席は高低差を利用されて低めのスプリットを空振り三振した。1―3の8回2死走者なしの第4打席は左腕モルとの対戦。この打席は4球連続スイーパーと徹底した攻めでカウント1―2から内角低めのスイーパーにバットが空を切った。

 チームは2回に無死満塁の好機で内野ゴロの1点にとどまった。大谷が三塁打で出塁した6回もフリーマン、スミスが打ち取られるなど、打線がつながらなかった。