ACL決勝で大敗…怒り爆発の横浜FMキューウェル監督「レフェリーによって崩された」

AI要約

横浜F・マリノスは25日、ACL決勝第2戦でアルアインと対戦し、1-5で敗れた。10人で迎えた後半に3点を奪われ、アジア制覇を逃した。

審判による判定により横浜FMが不利な状況に立たされたことに対し、ハリー・キューウェル監督は激しく批判をした。

試合後、キューウェル監督はサポーターに感謝を述べつつも、結果に失望を表明した。

ACL決勝で大敗…怒り爆発の横浜FMキューウェル監督「レフェリーによって崩された」

[5.25 ACL決勝第2戦 アルアイン 5-1 横浜FM ハッザビンザイード]

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でアルアイン(UAE)と対戦し、1-5で敗れた。第1戦の1点リードを前半33分までにひっくり返され、同40分にFWヤン・マテウスのゴールで追いついたが、前半終了間際にGKポープ・ウィリアムが一発退場。10人で迎えた後半に3点を勝ち越され、2戦合計スコア3-6でクラブ史上初のアジア制覇を逃した。

 試合後、横浜FMのハリー・キューウェル監督はフラッシュインタビューで通訳を通じ、「選手たちが90分通して本当によく戦ってくれた」と数的不利での奮闘を称えつつ、「レフェリーによってかなり崩されたのは事実」と断言。ウズベキスタン出身のイルギス・タンタシェフ主審らがさばいた審判団を猛然と批判した。

 この一戦では2戦合計スコア2-2で迎えた前半28分、横浜FMの自陣でDF畠中槙之輔がFWソフィアン・ラヒミと競り合い、ラヒミが転倒。主審は一度ラヒミにシミュレーションがあったとして、イエローカードを提示したが、VARの介入を経て判定がPKに覆り、これでアルアインに勝ち越しゴールが入った。

 また2戦合計スコア3-3となった前半アディショナルタイム10分にはペナルティエリア外に飛び出したGKポープと交錯したラヒミが倒れ込み、得点機会の阻止によりポープは一発退場。リプレー映像では接触は不明確だったが、VARの介入は行われなかった。キューウェル監督の不満の矛先はいずれかのシーンとみられ、通訳には訳されなかったが「ショッキングだ。酷かった」と怒りが収まらない様子だった。

 一方、キューウェル監督はUAEの地まで1000人以上が詰めかけた横浜FMサポーターに向けて「遠くまで多くのサポーターが来てくださって本当に嬉しかった。このような残念な結果を見せたくなかった。自分たちのサポーターは最高の後押しをしてくれていた」と感謝も口にした。