J2清水 秋葉忠宏監督「相手が嫌がることをする」、26日に古巣と対戦

AI要約

清水エスパルスは次節の水戸戦に向けて調整を行い、古巣との対戦に気合を入れている。

秋葉監督は敵将との対決に意欲を示し、勝利を誓っている。

水戸戦では走りとアグレッシブさを重視し、背後への動きに注意して臨む姿勢を見せている。

J2清水 秋葉忠宏監督「相手が嫌がることをする」、26日に古巣と対戦

 J2首位の清水エスパルスは24日、次節のホーム・水戸戦(26日、アイスタ)に向け三保で一部非公開調整した。古巣と対戦する秋葉忠宏監督(48)は、かつて苦楽を共にした敵将の森直樹監督(46)との対決へ気合十分。「相手が嫌がることをする」と2試合ぶりの勝利を誓った。

 “古巣叩き”から再出発する。清水は前節の横浜FC戦で完封負け(0●2)を喫し、今季最長の連勝は7で止まった。22年まで指揮を執ったチームとの一戦を迎える秋葉監督は「私情を挟むといいことはないので、38分の1と考える。我々がいい状態に持っていくことにパワーを使いたい」と強調した。

 昨季は水戸に苦しめられた。開幕戦はスコアレスドロー。最終節も1―1に終わり結果的に2位から4位に転落する憂き目に遭った。今季ここまで14位と苦しんでいるものの、森監督がディベロップメントコーチから昇格して以降は2戦負けなしと復調気配だ。「現役時代(森監督は)センターバックだけあって守備が大好き。全員でハードワークしてくるが、それ以上に走ってアグレッシブに戦いたい」と、かつて監督とコーチの間柄で共闘した敵将のスタイルに警戒を強めた。

 ポイントは背後への動きだ。チーム目標は1試合30回のラインブレイクだが、前節は横浜FCに40回以上の突破を許すなど、理想とは真逆の展開となってしまった。「もう一度走ることにこだわる。走りすぎて困ることはない。相手が嫌がることをしないと」と厳命した。

 当日は、先着1万4000人の来場者にホッケーシャツが配布されることもあり、関係者によると1万7000人ほどの集客が見込めるという。「サポーターファミリーの思い、エネルギーを結集して勝ち点3を取る」。今季無敗のホームで古巣を蹴散らす。(武藤 瑞基)