技のデパートで館内魅了も…まさかの“空振り”大自滅の結末に力士が苦笑い「単純に失敗」

AI要約

前頭筆頭・熱海富士と前頭三枚目・翔猿の取組で翔猿が技を駆使するも最後の蹴手繰りで自滅し、熱海富士が勝利。

解説者は翔猿の一発の失敗が試合をひっくり返したことを指摘し、ファンも驚きを表すコメントが寄せられた。

熱海富士は4勝目を挙げ、翔猿は6敗目を喫した。

技のデパートで館内魅了も…まさかの“空振り”大自滅の結末に力士が苦笑い「単純に失敗」

<大相撲五月場所>◇十日目◇21日◇東京・両国国技館

 前頭筆頭・熱海富士(伊勢ヶ濱)と前頭三枚目・翔猿(追手風)の一番。多彩な技で熱海富士を翻弄した翔猿が、最後に蹴手繰りを失敗してしまい自滅、思わず苦笑いを浮かべる一幕があった。解説の親方も「単純に失敗」「あの一発の空振りで全てひっくり返ってしまった」と指摘した。

 立ち合いやや変化を加えて当たった翔猿。すぐに引いて下がると、落ち着いて攻める熱海富士がつかまえようとするが、翔猿は素早く動き続け、やや距離を取った攻防へ。だが最後、翔猿が蹴手繰りに出たところ失敗、“空振り”でバランスを崩してしまい、すかさず前に出た熱海富士が押し出しを決めた。敗れた翔猿は土俵下で思わず苦笑いを浮かべていた。熱海富士は4勝目。翔猿は6敗目を喫した。

 取組直後、ABEMAで実況を務めた小出アキラアナウンサーは「翔猿もさまざまな技を出してきます。ただそこに屈することなく、熱海富士が圧力勝ち」と興奮気味にコメント。同じく解説を務めた元関脇・琴勇輝の荒磯親方は「よく見て相撲を取っていました。相撲の流れ自体はお互いに良かったと思います」としつつ「単純に翔猿の蹴手繰り失敗ですね」と指摘。「土俵を割った後の苦笑いも『失敗したなあ』というところで。(翔猿は)バランスを崩したので最後何もできなかった。そこまでの相撲の流れがあの一発の空振りで全てひっくり返ってしまう、そういう一番でした」と解説した。

 多彩な技で攻めた翔猿がまさかの“空振り”で自滅する予想外の結末に、ファンからも「空振りがなければ。。」「自滅しちゃったね」「自分でも笑ってる」「わろてるやん」「あーあという表情」「でもなかなかいい蹴りだ」とコメントが相次いで寄せられた。

(ABEMA/大相撲チャンネル)