石川遼、全米オープン出場権を獲得「すごく楽しみな気持ちでいっぱい」

AI要約

全米オープン選手権日本地区最終予選が行われ、石川遼と河本力が首位で通算9アンダーを記録し、メジャー出場権を獲得。清水大成もプレーオフを勝ち抜いて出場権を手にした。

石川遼は8度目の出場を果たし、昨年の経験を生かして成長を実感。メジャー出場を通じて更なる進化を目指している。

河本力は初のメジャー出場を喜び、優勝を目指して頑張る意気込み。一方、清水大成はプレーオフを勝ち抜いた緊張感を生かし、本戦でのショートゲームの通用性を確かめる。

石川遼、全米オープン出場権を獲得「すごく楽しみな気持ちでいっぱい」

全米オープン選手権日本地区最終予選(20日、滋賀・日野GCキングC=6910ヤード、パー70)34人が参加して36ホールで争われ、ツアー18勝の石川遼(32)=CASIO、2勝の河本力(24)=大和証券=が通算9アンダーの首位で、今季メジャー第3戦「全米オープン」(6月13日開幕、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の出場権を獲得した。石川は昨年に続く最終予選突破で、8度目の出場。最後の1枠は、通算8アンダーで並んだ5人によるプレーオフを制した清水大成(25)=ロピア=が勝ち取った。

再び大舞台への挑戦権をつかんだ。首位で予選を通過した石川が声を弾ませた。

「すごく楽しみな気持ちでいっぱいです」

1日で36ホールを回る長丁場。第1ラウンド(R)を66で回り6位につけると、第2Rは後半の7番(パー5)、8番(パー3)で連続バーディー。集中を切らさず65と伸ばし「ショットもよくて、3パットもなくいいゴルフができた」とうなずいた。

昨年も予選を通過して7度目の出場。63位だったが「たくさん収穫があって、もうだしが出ないくらい生かし続けている」と成長の糧を得る機会となった。

「(メジャーは)自分のゴルフ観を肌感覚でアップデートできる。出場できるにこしたことはない」。25度目となるメジャーで、石川がさらなる進化を遂げる。(鈴木和希)

♠通算9アンダーのトップで初のメジャー出場を決めた河本力「メジャーという舞台に立てるワクワク感がすごい。出るからには優勝を目指して頑張る」

♠通算8アンダーで並んだ5人によるプレーオフを制して最後の1枠をつかんだ清水大成「緊張した場面でも(3位で優勝争いした)前週の経験を生かすことができた。本戦では得意としているショートゲームがどれだけ通用するかを確かめたい」