2軍で10勝のソフトバンク前田純、タイトル狙える位置ながらも狙うは1軍マウンド「お呼びがかかったら」

AI要約

 ソフトバンクの前田純投手が10勝目を挙げ、タイトル獲得に向けて意気込む。

 前田純投手は好投を続け、松木平優太とのタイトル争いに集中する意向を示す。

 1軍マウンドへの強い思いを持つ前田純投手は、成長を誓いながら大舞台での投球を待つ。

2軍で10勝のソフトバンク前田純、タイトル狙える位置ながらも狙うは1軍マウンド「お呼びがかかったら」

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク13―2くふうハヤテ(22日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの前田純投手(24)が先発し、10勝目を挙げた。7回111球を投げて3安打2失点。「タイトルが狙える状況にあったので(2軍投手コーチの)寺原さんからも『ゼロと10勝にこだわれ』と言われた」と振り返った。

 3回まで三者凡退。4回は先頭打者に三塁への内野安打を許したが、後続を切った。最速は143キロ。「カーブが結構曲がっていて、感覚的にはいつもより簡単に打ち取ることができた」と手応えを口にした。

 6回は7点を奪った打線の攻撃が長かったことも影響したのか、7回に2本の長短打などで2点を奪われた。「先頭打者に安打を許してしまった。試合に勝ったのはうれしいけれど、反省すべき点」と悔しがった。

 ここまでの好投で、勝利数、勝率、防御率などで松木平優太(中日)と激しくタイトルを争っている。「意識というか、負けないぞという気持ちがある」。10勝目を挙げて、白星では松木平に並んでリーグ最多となった。

 ウエスタンは残り6試合で、今後の先発登板も予想されるが、同時に1軍マウンドへの強い思いもある。「(中6日を続ける)1週間のスケジュールで、調整がうまくできている。お呼びがかかったらいい。願うだけ」。今夏に育成から支配下入りした左腕は、大舞台で投げる日を見据えて成長を誓う。

(浜口妙華)

【#OTTOホークスファーム情報】