千葉J・渡辺雄太 公式戦16点デビュー！圧巻の1分余りで3P3発でチーム最多得点 鹿児島に快勝
バスケットボール男子第100回天皇杯全日本選手権の4回戦で、千葉Jが鹿児島を77-57で破る
NBAグリズリーズから加入した渡辺雄太が千葉Jで公式戦デビューし、チーム最多の16得点を挙げる
渡辺は3点シュートで魅了し、本領を発揮。8月22日のチーム合流後、徐々に調子を上げている
◇バスケットボール男子第100回天皇杯全日本選手権 男子4回戦 千葉J77－57鹿児島（2024年9月21日 広島県立総合体育館など）
2次ラウンド（R）が始まり、4回戦で、Bリーグ1部（B1）千葉Jが2部（B2）鹿児島に77―57で快勝した。NBAグリズリーズから加入した日本代表の渡辺雄太（29）が千葉Jで公式戦デビュー。先発して約25分コートに立ち、3点シュート3本を決めるなどチーム最多の16得点、4リバウンドを挙げた。22日の5回戦でB1の横浜BCと対戦する。
NBAで日本人最長の6季プレーした渡辺が、新天地での一歩を刻んだ。千葉Jに移籍後、初の公式戦でチーム最多16得点をマーク。得意の3点シュートで観客を魅了した。会場は香川・尽誠学園高3年時の12年12月に、全国高校選抜優勝大会（現全国高校選手権）で準優勝した思い出のアリーナ。「あの時から成長して日本に帰ってきて、公式戦の初戦を戦い、不思議な感覚だった。相手も素晴らしいチームだったが、本当に勝てて良かった」と汗を拭った。
本領発揮は第3Q。46―35の残り4分21秒にフリーでパスを受けると、外から決めて波に乗った。わずか1分余りの間に3本連続で3点シュートを成功。20点差に広げ、千葉Jファンから「渡辺」コールが起きた。15、16日のプレシーズンマッチでは2試合で4本放った3点シュートを全て外したが、この日は6本中3本を成功。4リバウンド、1アシストに加え、体を張った守備など数字以上の存在感を示した。
パリ五輪後は体を休めることを優先。8月22日のチーム合流から徐々に調子を上げてきた。「10月5日（Bリーグ開幕戦）に向けて100％に持っていくのが僕とチームの認識。しっかりベストに持っていきたい」。チーム最多得点を記録した公式戦デビューも、まだ試運転に過ぎない。
