【バレー】石川祐希 強豪ペルージャデビュー! スーパー杯準決勝12得点で存在感

AI要約

ペルージャが昨季プレーオフ優勝のピアチェンツァを3-1で破り、スーパー杯決勝進出。石川祐希が移籍後初出場で活躍し、12得点を挙げた。

石川はサービスエースや決勝セットでの勝負強さを見せ、チームの勝利に貢献。昨季4冠王ペルージャでの新シーズンを切り開いた。

石川は日本代表として悔しい結果だったパリ五輪後、イタリアに渡り調整し、スーパー杯決勝に続くリーグ戦開幕に向けて準備を進めている。

 バレーボール男子イタリア1部リーグの今季初の公式戦スーパー杯の準決勝が21日、フィレンツェで行われた。大会3連覇を狙う昨季プレーオフ優勝のペルージャは、昨季レギュラーラウンド3位のピアチェンツァと対戦し3―1で勝ち、決勝進出。今季からペルージャの日本代表・石川祐希(28)は移籍後初出場を飾り、12点を挙げて勝利に貢献した。

 2点を追う第1セット中盤からコートに入った石川は、強烈なスパイクですぐに初得点。さらに得点を上積みした。得点ごとに新たな仲間たちと喜びを爆発させ、大声でチームを鼓舞する場面も。第2セットには強烈なサービスエースを見せた。最終の第4セットは一挙6得点。マッチポイントの場面で強打を見せ、試合を締めくくった。

 石川の新天地ペルージャは2001年創設。昨季はリーグ、イタリア杯、スーパー杯、世界クラブ選手権の4冠を達成した強豪。石川は14年モデナに加入し、その後ラティーナ、シエナ、パドバに所属。20年から昨季までミラノでプレーしていた。5月の入団会見では「優勝して世界一に近づけるシーズンにしたい」と抱負を語っていた。

 今年、日本代表では、ネーションズリーグで銀メダルを獲得したものの、金メダルを目標に掲げて挑んだパリ五輪では準々決勝でイタリアにフルセットの末に逆転負け。悔しい結果に終わった。

 五輪後は日本で短いオフを取り、8月中旬にはイタリアに出発しチームに合流。9月に入るとプレシーズンマッチに出場するなどシーズン開幕に向けて調整を続けてきた。

 スーパー杯決勝は22日に行われる。1週間後にはリーグ戦が開幕。ペルージャは29日にベローナと対戦する。