浦和DF井上黎生人「敗戦は僕の責任」「やってはいけないミス」 痛恨クリアミスでOG献上

AI要約

浦和はホームでFC東京に0-2で敗れた。前半9分、FC東京がオウンゴールで先制点を取るなど、2失点を喫し敗戦。

オウンゴールを献上した井上は責任を感じつつも、反省を経て成長を誓う。チーム全体の対応を強調しつつも、自身に矢印を向けて成長を目指す意気込みを示す。

試合終盤も訴えるチャンスが生まれるも得点できず。自らのミスを取り戻し、チームに貢献するプレーヤーとなる決意を示す。

浦和DF井上黎生人「敗戦は僕の責任」「やってはいけないミス」 痛恨クリアミスでOG献上

◆明治安田J1リーグ▽第31節 浦和0―2FC東京(21日・埼玉)

 浦和はホームでFC東京に0―2で敗れた。

 前半9分、FC東京の左FW俵積田晃太がカットインから中央へクロス。DF井上黎生人が右足でクリアしたボールは自陣ゴール方向へ飛び、GK西川周作も触れることができずにゴールへ吸い込まれた。痛恨のクリアミスを犯し、オウンゴールで先制点を献上した。

 クロスをクリアするタイイングが合わず、ボールを自陣ゴール方向へ飛ばしてしまった井上は「体が反ってしまったので、あれを前にボールにかぶせるっていう意味でも、改めてそういうところが勝敗に左右すると痛感した」と振り返った。

 オウンゴールでの失点に「僕自身、初めての経験だった。前回ミスして失点して、ちょっと下を向いてしまったというのもあった。でも、まだ時間もたくさんあったし、必ず逆転するという気持ちを持って切り替えたんですけど、今日の敗戦は僕の責任なので、その責任はちゃんと受け止めています」と肩を落とした。

 クロス対応はチーム全体で取り組むことは前提だが、「そこで跳ね返すのがセンターバックの仕事。あれをサイドの責任にするっていうのは僕の中ではないので、自分にちゃんと矢印を向けて、この経験を無駄にしないように、また1つ2つ成長しなきゃいけないなと思います」と語った。

 チームは前半の2失点が響いて敗戦。井上は自身が招いた失点が試合の勝敗を左右する結果となった。

 「やってはいけないミスだったので、その分、メンタル的にも苦しかったけど、マリウスも周作さんにも『まだ時間があるから大丈夫』って言ってもらった。それがなかったとしてもセンターバックでやってる以上、浦和の選手でやってる以上、そこは1回取っ払って、悔しい気持ちは試合終わった後に出すべきかなと思って、その後は何本か縦パスが入ったりとかした。でも点が取れなかったし、そういう意味ではセットプレーでチャンスをものにする、自分のミスを取り返すことができるプレーヤーにならなきゃいけないかなと思います」