逆転サヨナラのソフトバンク、代打の柳町が殊勲打 優勝秒読み、山川「早く決めたい」

AI要約

ソフトバンクが楽天に劇的なサヨナラ勝利で優勝に一歩近づいた。

代打の柳町が逆転の適時三塁打を放ち、小久保監督も喜びを爆発させた。

リーグ優勝が決まる可能性が高まり、山川も250本塁打を達成した喜びを語った。

逆転サヨナラのソフトバンク、代打の柳町が殊勲打 優勝秒読み、山川「早く決めたい」

ソフトバンク3-2楽天(21日、みずほペイペイ)

劇的なサヨナラ勝ちでソフトバンクが優勝を目前に引き寄せた。1点を追う九回2死一、二塁、代打の柳町が左越えへ逆転の適時三塁打。ベンチ前に飛び出して渾身(こんしん)のガッツポーズを繰り出した小久保監督は「感情(が出た)というか…。簡単に優勝させてもらえないという戦いがずっと続くので、そういう中で柳町がよく期待に応えた」と、ヒーローをたたえた。

走者を出しながらもなかなか得点につなげられず、七回の山川のソロの1点だけと重苦しい雰囲気が漂っていた。最後に託された柳町も2球で追い込まれた。「やっぱり優勝がかかっている場面はすごい迫力というか、重圧は感じた」。背負うものは大きかったが、「自分のスイングをするだけ」と無心でバットを振り抜いた結果、殊勲打につながった。

史上70人目となる通算250本塁打が勝利につながった山川は「まさに苦しい戦いだった」と苦笑いを浮かべた。22日の日本ハムの結果次第で、いよいよリーグ優勝が決まる。加入1年目でチームを牽引(けんいん)してきた主砲は「とにかく早く決めて、残りの試合は少し気を楽にしてやりたい」とその瞬間を待ちわびた。(大石豊佳)