「選手が主導すべき」シティは年間最大76試合、グアルディオラ監督がストライキ問題に言及「選手がいなければプレーはできない」

AI要約

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、選手の試合数問題について語った。

選手や関係者たちが選手の試合数に懸念を示し、FIFPROも法的措置を取る姿勢を見せている。

シティは今シーズン最大で76試合に出場する可能性があり、選手の負担がますます大きくなっている。

「選手が主導すべき」シティは年間最大76試合、グアルディオラ監督がストライキ問題に言及「選手がいなければプレーはできない」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、ヒートアップしてきた選手の試合数への考えを語った。イギリス『BBC』が伝えた。

前人未到のプレミアリーグ5連覇を目指すシティ。今シーズンも開幕4連勝と絶好のスタートを切るなか、22日にはここ2年優勝を争っているアーセナルとのビッグマッチを控えている。

一方で、にわかに騒ぎが大きくなってきているのが選手たちの試合数問題。17日にシティのスペイン代表MFロドリが「選手たちがストライキに突入する寸前だ」とコメント。あまりにも多い試合数への問題提起を明確にすると、それに同調する選手たちも多数現れている。

バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は「上限を設けるべき」と、選手個人が1年間でプレーできる試合数の上限を定めれば、強制的に休暇を取らせることが可能になると提言していた。

そんな中、自身が抱えるロドリの発言についてグアルディオラ監督が反応。これまで、自身を含め多くの監督たちが不満を述べてきたが、選手が動かなければ何も変わらないと語った。

「何かを変えるためには、選手たちが主導する必要がある。何かを変えられるのは、彼らだけだ」

「監督、スポーツディレクター、メディア、オーナーがいなくてもビジネスは成り立つ。ただ、選手がいなければプレーはできない。彼らだけがそれを成し遂げる力を持っている」

今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のフォーマットが変更され試合数が増加。加えて、クラブ・ワールドカップ(W杯)が大幅に変更となり、これまで欧州勢は2試合で優勝できたものが、7試合戦わなければいけないこととなるなど、ますます試合数が増えていっている。

FIFPRO(国際プロサッカー選手会)は、国際サッカー連盟(FIFA)に対して法的措置を取ると発表。選手の健康面を含めて年間50~60試合が限度だと考えている。

また、シーズン自体も長くなり、クラブW杯決勝は7月13日まで。1カ月以上シーズンが長くなるクラブが出てくるだけに、負担は大きく、1カ月後にはシーズンが開幕するという異常なスケジュールとなっている。

シティは今シーズン全ての試合を戦った場合、最大で76試合になることに。さらに、代表チームでの活動も加わるとなれば、信じられない数の試合を選手はプレーしなければいけなくなる。