輝け50歳の筋肉大賞 マスターズの入り口に立った男たち

AI要約

日本マスターズボディビル選手権では、40歳以上級と50歳以上級(70kg以下級/70kg超級)が行われ、ベテランたちの熱い戦いが繰り広げられた。

50歳以上70kg以下級では土金正巳が連覇し、赤澤範昭が特別なポーズを披露。50歳以上70kg超級では佐藤茂男が優勝。

最も若いクラスの40歳以上級では神田優作が連覇を果たし、40歳代の選手たちの未来に期待が寄せられている。

輝け50歳の筋肉大賞 マスターズの入り口に立った男たち

40歳でも最年少、そんなベテランたちが集う大会「日本マスターズボディビル選手権」が9月15日に福岡県北九州市で行なわれた。マスターズクラスの入り口となる40歳以上級、そして大激戦の50歳以上級(70kg以下級/70kg超級)の戦いを振り返る。

50歳以上70kg以下級では昨年のキング・オブ・マスターズに輝いた土金正巳が征矢洋文、村松幸大らマスターズの常連を制して連覇。オーバーオール審査では惜しくも敗れたが、マスターズに土金ありという存在感を見せた。また、フリーポーズの名手として知られる赤澤範昭は今回、同郷の広島出身で友人であるというHIPPYの「君に捧げる応援歌」をBGMに、藤原彩香選手に教えてもらったという女子フィジークのサイドチェストポーズを取り入れるなど、観ている者を楽しませた。

50歳以上70kg超級を制したのは、マスターズ初参戦の佐藤茂男。“脚男”の異名で知られる極太脚が特徴の選手であり、日本選手権ファイナリスト経験者の迫力を存分に見せつけた。2位の井上裕章、3位の仲泊兼也も優勝してもおかしくない仕上がりでステージに立っていた。

今大会でもっとも若いクラスの40歳以上級では、1週間前の日本クラス別選手権の90kg以下級を制した神田優作が2週連続の戴冠。石坂恵一や中村仁も今年はすでに他の大会でも入賞しており、40歳代と言えども、まだまだ今後進化を遂げていくだろう。

年齢別の大会であり、同世代だからこそ分かり合えるものもきっとあるのだろう。ポーズダウンの際やバックステージでは仲良く一緒に写真に収まる様子がSNSでも広まっており、この筋肉の絆はこれからも変わらずつながり続けていってほしい。