トンデモナイ体の還暦を越えた男たち いまなお進化し続ける

AI要約

還暦を超えた男たちが参加する第36回日本マスターズボディビル選手権大会の激戦を紹介。

各年齢別クラスで優勝者が輝き、70歳以上級や65歳以上級などで熱戦が繰り広げられた。

猿山直史が60歳以上級での優勝を果たし、信念を持つ男たちの努力が光るイベントだった。

トンデモナイ体の還暦を越えた男たち いまなお進化し続ける

60歳という人生の大舞台を越えてもなお、体を鍛えステージに立ち続ける男たちがいる。9月15日に開催されたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の「第36回日本マスターズボディビル選手権大会」には70歳以上級に23人、65歳以上級に25人、60歳以上級に31人がエントリー。還暦を越えた男たちが熱い戦いを展開した。

75歳以上級では、中井太一が戴冠。この年齢とは思えぬほどのバリっとモリっとした仕上がりは階級の中でも目を引き、日本マスターズでは初めての金メダル獲得となった。65歳以上級では、難波文義が今年も堂々の優勝を果たし、“マスターズ無敗の男”を継続。1998年にジャパンオープン選手権で優勝、2009年に日本クラス別75kg以下級優勝の実績を持ち、2015年以降出場している日本マスターズでは、欠場した2022年を除いて全てチャンピオンとなっている。

60歳以上級で優勝したのは猿山直史だ。ミスター大阪・関西・西日本と多くのタイトルを獲得し、2019年のIFBB世界選手権ではマスターズ4位の実績を持っている。この日は午前に行なわれた6階級(60歳以上級~85歳以上級)のオーバーオール優勝も達成した。

還暦を越えても鍛え続ける。いや、還暦を越えたからこそ鍛え続ける。日本マスターズは、そんな信念を持って己を磨く男たちの魂のぶつかり合いであった。