ミキハウス 元巨人・桜井が153球熱投で全国切符! 中1日での先発登板に「きつかったけど…」

AI要約

ミキハウスが21年ぶり3度目の日本選手権本大会出場を決めた。元巨人の桜井俊貴が153球の熱投で逆転勝利を収め、チームを勝利に導いた。

桜井は我慢の投球で7回0/3まで2失点に抑え、味方の7得点で報われた。疲れがたまった状態での投球も「いい経験ができました」と述べた。

今回の予選では全4試合に登板し、中1日での先発登板でも力投。2季連続の全国大会出場に貢献した桜井は、今後の活躍に期待が寄せられている。

 ◇社会人野球日本選手権近畿地区最終予選代表決定戦 ミキハウス8―3日本製鉄瀬戸内(2024年9月20日 わかさスタジアム京都)

 ミキハウスが日本製鉄瀬戸内との代表決定戦を8―3で制し、2003年以来21年ぶり3度目の本大会出場を決めた。

 元巨人の桜井俊貴が153球の熱投で逆転勝利を呼んだ。

 初回に先制点を献上するなど40球を費やし、5回まで毎回走者を背負う我慢の投球。同点の8回先頭から2者連続二塁打で勝ち越し点を与えるなどして7回0/3、2失点で交代するも、直後に味方が一挙7得点と奮起して報われた。

 「体力的にきつい場面もあったが、粘ることだけを考えていた。この暑さの中で投げる大会は久しぶりだったけど、疲れがたまった状態で投げていくいい経験ができました」

 今回の予選は、3度の先発を含む全4試合に登板。18日の日本新薬戦で72球を投じてから中1日での先発登板で力投し、2季連続の全国大会に導いた。

 巨人スカウトから今年1月に現役復帰し、1年目から主戦投手の役割を担う。7月の都市対抗では東京ガスとの1回戦で先発を任されたものの、7回2/3、5失点で敗戦投手になった。「2大大会に出ることを今年の目標にしてきた。都市対抗では勝てなかったので、まずは1勝したい」と思い描いた。

 ◇桜井 俊貴(さくらい・としき)1993年(平5)10月21日生まれ、兵庫県出身の30歳。北須磨では甲子園出場なし。立命大から15年ドラフト1位で巨人入団。プロ初勝利した19年に自己最多8勝を挙げるなど、プロ7年間で通算110試合で13勝12敗、防御率5・18。22年限りで現役を引退し、昨年は巨人スカウト。1メートル81、87キロ。右投げ右打ち。