【ソフトバンク】〝Xデー〟は25日!? 小久保監督の「他力を捨てる」意識で美しい結末なるか

AI要約

ソフトバンクはオリックス戦で4-0で勝利し、有原投手が好投で13勝目を挙げた。マジックは1つ減って「4」となった。

日本ハムが勝利したことで、ソフトバンクの最短優勝が22日となった。小久保監督は優勝のXデーを25日の西武戦に設定しており、自力での優勝を目指している。

チーム内ではポジティブ思考が浸透し、自力での勝利を重視している。王会長も自力での取り組みが重要であると語っている。

【ソフトバンク】〝Xデー〟は25日!? 小久保監督の「他力を捨てる」意識で美しい結末なるか

 ソフトバンクは20日のオリックス戦(みずほペイペイ)に4―0で快勝し連敗を止めた。優勝マジックは1つ減って「4」。エース・有原が8回2安打無失点の好投でハーラートップタイの13勝目を挙げた。

 2位・日本ハムが勝利したことで最短優勝は22日となった。22日は本拠地で試合を行うが、ホークスがデーゲームであるのに対して日本ハムはナイター開催のため、鷹ナインは翌日のオリックス戦(京セラ)に備えて試合後、大阪へ移動。そのため敵地で歓喜の瞬間を迎える可能性もより高まった。

 だが、チーム内では小久保監督が持つポジティブ思考が浸透。優勝の〝Xデー〟を25日の本拠地・西武戦だとにらんでいるという。

 マジックは自チームが勝利、もしくは対象チームが負けることで1つ減る仕組みだが、指揮官は西武戦までの3試合、これをすべて自らの勝利で減らすつもりなのだ。

 ここには小久保監督の「他力を捨てる」という意思が感じられる。当然、日本ハムが敗れればマジックは減る。だが、他力に頼るのではなく自力で挑むという意識こそが勝利に直結する。そしてマジック「1」で25日を迎え、自らの手でリーグ制覇をつかみとるというもくろみを立てているのだ。

 試合後の取材では自力で減らしていくかという記者の問いに「そらそうでしょ。もちろん気にはなりますけど、僕らできることはそれしかない」と口にした。

 チームを代表する王貞治会長も当然、その意識は強い。「とにかく自力で行くつもりでいかないとな。自力でやれば文句ないんだから」と凛とした姿勢で語った。

 強者の持ち合わせるポジティブ思考。自力で勝利を重ねた先にある〝Xデー〟での本拠地優勝となれば、結末として美しいが、果たして。