「セクシークイーン」もゾッコン「生まれ変わったら大谷翔平になりたい！」狙うは逆転ホームラン
女子ゴルフツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日が行われ、暫定首位には安田祐香が立った。
アン・シネは13位発進し、大谷翔平の活躍に影響を受けるとともに、優勝を目指して真剣に戦う姿勢を見せた。
アン・シネは野球の始球式経験もあり、今大会後のリランキングに向けて終盤戦での活躍が重要となる。
◇女子ゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日（2024年9月20日 宮城県 利府GC＝6638ヤード、パー72）
「セクシークイーン」ことアン・シネ（33＝韓国）が3バーディー、1ボギーの70にまとめ、2アンダーの暫定13位で滑り出した。終盤戦出場優先順位を決める今大会後の第2回リランキングに向けても、虎視眈々（たんたん）と上位を狙う。初優勝を目指す安田祐香（23＝NEC）が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、7アンダーで暫定首位。雷雲接近でスタートが遅れた影響で、3人が競技を終えられなかった。
スタート前のクラブハウスで、アン・シネはある人の姿に目がくぎ付けとなった。50号本塁打を打った大谷のニュース映像だった。「もう、凄いの一言」。暫定ながら今季ベストの13位発進は大谷効果だろうか？
「格好いいし、背が高いし、走れるし、性格も良いし、奥さんも奇麗で。こんなに完璧な人がいるんでしょうか。もし生まれ変わったら大谷翔平になりたい！」
意外にも野球には縁がある。16年8月には背番号「10」のユニホームを着て韓国プロ野球で始球式を行った。当時は大役に向けて1日200球の投げ込みを1週間続けたという本格派。世界のスーパースターの偉業に燃えるのも当然だった。
雨が降り続くコースに鮮やかな水色のウエアで登場。あえてピンを攻めない「安全」なマネジメントで前半を全てパーで折り返す。10番で8メートルを沈めてバーディーを先行させて70にまとめた。
今大会後には出場優先順位を決めるリランキングが実施される。5年ぶりに日本ツアー復帰した33歳にとって、終盤戦を懸けて戦う正念場でもある。今大会での3位以上が出場権確保の目安。「最後の最後まで頑張ります。もしかしたら優勝するかも」。狙うはもちろん、逆転ホームランだ。 （中村 文香）
