桐朋の“二刀流”森井 メジャー挑戦!すでに4球団と接触、マイナーから駆け上がる!

AI要約

桐朋高校の森井翔太郎が高校通算45本塁打を誇り、メジャー契約を目指すことを決めた。

米国で大学の見学やマイナーリーグの試合を観戦し、米国での挑戦を決意した。

過去に他の日本人高校生がメジャー契約を果たした例はあるが、まだ高卒でのメジャー契約者はいない。

桐朋の“二刀流”森井 メジャー挑戦!すでに4球団と接触、マイナーから駆け上がる!

 最速153キロ、打っては高校通算45本塁打を誇る桐朋(東京)の二刀流・森井翔太郎(3年)が、進路をメジャー一本に絞りマイナー契約を目指すことが20日、分かった。米国の大学進学、さらにはNPB入りの可能性も残していたが「3、4年後にメジャーに上がっていたい」と高卒で夢舞台に挑む決意を固めた。きょう21日にもNPB12球団に意思表示の文書を送る。

 2日にプロ志望届を提出。日米が注目した進路は、いばらの道とも言えるメジャー挑戦に決めた。今月渡米した際に大学の見学やマイナーの試合を観戦。「米国へ行って思いが決まった。十分、通用する部分もあると感じている」と実感を込めた。

 すでにメジャー4球団と接触し、今後も2球団と話し合いの場を設ける予定。同じ二刀流として「50―50」を達成したドジャース・大谷を「追い続けたい理想像」としつつ、「自分は最初から米国にいるのが強み。一緒だとは思わず自分だけの強みになる部分を探していきたい」と新たな先駆者になる未来を思い描いた。

 ▽過去の高卒でのマイナー契約 97年には天理(奈良)で選抜優勝した川畑健一郎外野手が、レッドソックスとマイナー契約を結んだ。その後は、常総学院(茨城)の柴一之内野手が99年にカブス、横浜商(神奈川)の山口鉄也投手が02年にダイヤモンドバックス、09年には本庄第一(埼玉)の奥田ペドロ内野手がマリナーズ、近年では23年に常総学院のバルザー・ジョセフ・ブライアン投手がパドレスとそれぞれ契約。なお、過去に高卒でメジャー契約したものはいない。