大谷の恩師・佐々木洋氏 盗塁の可能性に気づけず「悔しさと同時に至らぬ監督だったと反省」
ドジャースの大谷がマーリンズ相手に20-3で圧勝し、佐々木洋監督が驚きと感謝のコメントを述べた。
大谷は打者専念で活躍し、佐々木監督は過去の自身の指導に対する反省も示した。
佐々木監督は大谷を心から応援し、今でも花巻東時代の思い出を大切にしている。
◇ナ・リーグ ドジャース20-3マーリンズ(2024年9月19日 マイアミ)
ドジャース・大谷を花巻東(岩手)時代に指導した佐々木洋監督は同校で取材に応じ「今できることは何か常に考え、進化していくのが彼の凄いところ。自分自身で可能性を広げていくことができる選手」と教え子の快挙に目を細めた。
今季は打者専念での偉業。高校時代は投手力と打力に注目して二刀流の可能性は感じていたが「こんなに盗塁を決められる選手と気付いてあげられず、もう一つの可能性を開花させることができなかった。悔しさと同時に至らぬ監督だったと反省しています」と言葉に後悔をにじませる。
「本当にここ(花巻東)を卒業したのかと、憧れのように応援している」とも語った佐々木監督は「(自分が大谷の)恩師、などとは口が裂けても言えないです」と謙遜した。