【阪神】近本光司 プロ6年目通算安打歴代1位の長嶋茂雄に並ぶ「挑めるのは光栄なこと」

AI要約

阪神・近本光司外野手(29)がDeNA戦で適時二塁打を放ち、歴代1位の長嶋茂雄に並んだことが記録された。

近本はシーズンを通じて150安打を達成し、チームの連覇を目指す中で活躍を見せている。

しかし、チーム自体は敗北し、巨人に対してマジック差が広がり、近本も次戦に向けて気を引き締めている。

【阪神】近本光司 プロ6年目通算安打歴代1位の長嶋茂雄に並ぶ「挑めるのは光栄なこと」

 阪神・近本光司外野手(29)が20日のDeNA戦(横浜)に「1番・中堅」で出場。第3打席で、適時二塁打を放ち〝ミスター〟の記録に並んだ。

 ハマ先発・森唯に対し、初回は遊直、3回は空振り三振に倒れたが、3―5の4回だった。二死一、三塁で打席が回り、カウント1―1から2番手・坂本の146キロの直球を捉え、左翼線への適時二塁打。「いい流れで繋がってきた打席だったので自分も続いていこうという気持ちでした。しっかり後ろにつなぐことを意識しました」と振り返った。

 この一打で通算安打を926とし、プロ6年目で歴代1位の長嶋茂雄(巨人)に並んだ。虎の背番号5は、「こういう記録に挑めるということは、光栄なことですし。素直でうれしいです」と笑顔で振り返った。6月には月間打率2割を下回るなど苦しんだ時期もあったが、夏場以降に状態を上げ、自身4度目となるシーズン150安打も達成。連覇を狙うチームを勢いづける活躍を見せている。

 一方でセ2位につけるチームは、打線が11安打と奮起したものの投手陣が崩壊し、6―9で敗北。この日、広島に勝利した首位・巨人のマジックは6となり、ゲーム差も3に広がった。近本は次戦に向け、「どの試合も勝たないといけないので、明日も頑張ります」と表情を引き締めていた。