【陸上】2位・井上直紀が自己新10秒13「またか、という思い」、3位・山本匠真10秒19「ギア上げ切れなかった」/日本IC

AI要約

栁田大輝が男子100mで2連覇を果たし、井上直紀、山本匠真が上位に入った。

井上は栁田に敗れたが、東京世界選手権を目指す意欲を見せた。

山本は決勝で力不足を感じつつも、後悔のないように取り組む姿勢を示した。

【陸上】2位・井上直紀が自己新10秒13「またか、という思い」、3位・山本匠真10秒19「ギア上げ切れなかった」/日本IC

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)2日目

日本インカレの2日目が行われ、男子100mではパリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が10秒09(-0.4)で2連覇を果たした。

上位争いもハイレベルで、2位の井上直紀(早大)が自己新の10秒13、3位の山本匠真(広島大)が10秒19と続いた。

井上は「スタートはしっかりといけたけど、栁田に前に出られるプランは頭になかった」と振り返り、「優勝を狙って、優勝できなかった。またか、という思いです」。昨年の関東インカレでもわずかの差で同じ群馬出身の栁田に屈し、「この景色は見たことがある」と唇を噛んだ。

「予選、準決勝、決勝とギアを上げていくプラン」で臨んだという山本だが、「決勝でギアを上げ切れなかった」と首をひねる。

パリ五輪4×100mリレーの補欠メンバーとして、「いつ呼ばれてもいける準備をしていた」と言う。その中で、自身の大学の研究に取り組みつつ、ウエイトトレーニングなど「地力を上げる期間」に充てた。

井上、山本とも来年の東京世界選手権を目指し、「学生レベルで負けてはいけない」(井上)、「後悔のないようにやりたい」(山本)と顔を上げ、前を見つめた。