【陸上】不破聖衣来「ケガ多かった」も「経験生かさないと」日本インカレ1万m7位…五輪意欲も

AI要約

不破聖衣来(21=拓殖大4年)が日本学生対校選手権の女子1万メートル決勝で7位に終わるも、復調傾向を見せる。

自己記録を保持するものの、ケガに苦しんだ過去を振り返りながら、今後の目標として世界選手権東京大会やロサンゼルスオリンピックへの挑戦を語る。

マラソンへの移行も視野に入れつつ、今できる練習を大切にして次のステージに向けて前進する姿勢を示す。

【陸上】不破聖衣来「ケガ多かった」も「経験生かさないと」日本インカレ1万m7位…五輪意欲も

<陸上:日本学生対校選手権(日本インカレ)>◇第1日◇19日◇神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu◇女子1万メートル決勝

 日本歴代3位の自己記録を保持する不破聖衣来(21=拓殖大4年)が33分12秒79で7位となった。約4カ月ぶりのレースで8000メートル過ぎまで先頭に立ち、優勝した小川陽香(立教大)とは8秒25差だった。「順位やタイムは悔しい」としつつ「練習の過程を考えると、納得のいくレースになった」と明るい表情で振り返った。

 大学1年時だった21年に1万メートルで30分45秒21を記録したが、2年時以降はケガに苦しみ、22年10月からは1年半ほど実戦から遠ざかった。

 ただ、最終学年の今季は復調傾向。この日は4月以降で3レース目となった。大学4年間を「ケガが多かった」と振り返りつつ「この経験を絶対に次のステージに生かさないといけない」と前を向く。

 来年9月の世界選手権東京大会や28年ロサンゼルスオリンピック(五輪)へ向け「五輪出場は夢であって目標。そこはしっかり目指していきたい。いきなりマラソンは体が追いつかない面もあるので、欲張らずに今できる練習を積みながら移行していきたい」と見据えた。