三菱重工West北條史也が2安打2打点も4時間超え激闘の末に敗戦「僕らは強いという自信を」

AI要約

NTT西日本が三菱重工Westに7-6で勝利し、代表決定戦で惜しくも敗北。北條史也内野手が活躍し、熱戦の末に敗れるも次戦に期待を託す。

北條史也内野手は6打数2安打2打点を挙げ、プロ注目左腕の伊原陵人投手から先制点を挙げる。延長戦に突入し、タイブレークでの激しい攻防が繰り広げられる。

北條史也内野手は12回にも追加点を挙げ、選手たちは激闘の末に敗れるも、次戦でダブル出場へのラストチャンスを懸ける。チームは激闘を通じて強さを感じ取り、前向きに切り替えを図る。

三菱重工West北條史也が2安打2打点も4時間超え激闘の末に敗戦「僕らは強いという自信を」

<社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選:NTT西日本7-6三菱重工West>◇代表決定戦◇18日◇わかさスタジアム京都

 三菱重工Westが、代表決定戦で惜敗し、7大会連続28回目の本大会出場への切符は次戦へお預けとなった。35度を超える酷暑の中、延長戦へ持ち越し、4時間ゲームで12回タイブレークの末1点差で敗れた。

 「3番二塁」の元阪神の北條史也内野手(30)は、6打数2安打2打点をマーク。第2打席の3回2死一、二塁で中前に運び、先制に成功。プロ注目左腕のNTT西日本・伊原陵人投手(24=大商大)から放った。「『ゴロでもボテボテでも抜けてくれたらいい』と打ったらいい具合でつまった」。

 1-1の同点のまま延長に突入し、タイブレーク制のため「ピンチから始まるのはきついかな」と明かしたが、11回の攻撃前は、「ベース踏んでくるわ」とナインに予告していた。2死一、三塁に杉浦有祐外野手(23=同大)の一時勝ち越し打で、「ホームベース踏んだぞ~」と絶叫し本塁に生還。「叫んでから踏めました」と笑みをこぼした。

 4-3の12回1死二、三塁で追加点の中前適時打を放つと、ヘルメットに覆われながら食いしばる白い歯が光り、ガッツポーズ。その裏に4失点し、次戦が2大大会へダブル出場へのラストチャンスとなった。「切り替えは難しいと思いますけど、明日一日あるのでしっかり切り替えたい」。延長12回の4時間超えの激闘をプラスに捉え、「こんな試合はもうない、こんな試合ができた僕らは強いという自信を持ってやっていきたい」と一層思いを込めて誓った。【中島麗】