足りていないのは“タイトル”だけ？ アーセナルの堅守を支えるサリバが歩む《世界最高のDF》への道
ウィリアム・サリバは、アーセナルでプレーするフランス代表DFで、自身が世界最高のDFになるためにはタイトルが必要だと語っている。
サリバはサンテティエンヌからアーセナルに加入し、レンタル移籍を経て今やアーセナルで不可欠な存在となっている。
サリバはタイトルを獲得することで自分が優れていると証明したいと語り、アーセナルも今シーズンこそ優勝を目指している。
アーセナルでプレイするフランス代表DFウィリアム・サリバ（23）は「世界最高のDF」になるために自分に欠けているものはタイトルだと『Fox Sports Mexico』にて語ったようだ。『METRO』が報じている。
2019年夏にフランスのサンテティエンヌからアーセナルに加入したサリバ。今ではアーセナルに欠かせない存在の1人となったが、すぐに今のポジションを手に入れたわけではない。2019-20シーズンはそのままサンテティエンヌへレンタル移籍する形となり、その後ニースとマルセイユへレンタル移籍し、経験を積んだ。
そして2022年夏にアーセナルに復帰を果たすと、サリバの評価は右肩上がりとなっている。ミケル・アルテタ率いるアーセナルの特長の1つとして「堅守」が挙げられるが、その中心を担うのがサリバだ。今ではプレミアリーグ屈指のDFというだけではなく、世界でもトップクラスの選手へと成長を遂げた。
そんなサリバは世界最高のDFとなる道を歩んでいると自信を持っているが、世界最高になるためにはタイトルを獲らなければなれないと語った。
「私は2シーズン、特に昨シーズンは正しい道を歩んできた。私はおそらく、世界最高のディフェンダーになる道を歩んでいる。私は今、ベストプレイヤーの1人だと思うが、タイトルをいくつか獲得しなければならない。それが今の自分に欠けているものだと思う。タイトルを獲得すれば、自分は優れていると言えるが、獲得できなければ最高とは言えない。それが私の考えだ」
すでに世界最高のDFの1人といっても過言ではないが、あくまでサリバが目指すのはディフェンダーの頂点だ。タイトルを切望するサリバだが、所属先のアーセナルはここ2シーズン、マンチェスター・シティとの優勝争いを繰り広げており、あと一歩届いていない。しかし今シーズンも依然として優勝候補の一角であり、今年こそシティの牙城を崩す可能性も十分に考えられる。
週末にはシティとのリーグ戦も控えているが、まずは日本時間の20日早朝4時にアタランタとの試合でスタートするCLで白星スタートを飾りたいところ。タイトル獲得にはサリバの存在は必要不可欠となるが、「世界最高のDF」への階段を着実にのぼる23歳は今シーズン、悲願のタイトル獲得となるか。
