棚橋弘至 巡業先の北海道から小林邦昭さんの告別式に駆け付ける「選手みんな同じ気持ちなので」

AI要約

プロレスラー小林邦昭さんの葬儀・告別式が都内で営まれる。

新日本プロレスの多くの選手や関係者が参列し、小林さんを偲んだ。

棚橋弘至は葬儀後に北海道巡業に参加し、小林さんへのエネルギーを胸に試合に臨むと誓う。

棚橋弘至 巡業先の北海道から小林邦昭さんの告別式に駆け付ける「選手みんな同じ気持ちなので」

「虎ハンター」の異名を取った名レスラーで9日に死去した小林邦昭さん(享年68)の葬儀・告別式が19日に都内で営まれた。

 小林さんは初代タイガーマスクのライバルとして一世を風靡。2000年4月の引退後は新日本プロレス道場の管理人として後進を育成した。この日の告別式には新日本プロレスから棚橋弘至、真壁刀義、永田裕志、小島聡、エル・デスペラード、YOH、マスター・ワト、上村優也が参列。齋藤彰俊、AKIRA、ヨシ・タツ、山崎一夫氏、井上亘ら多くのプロレス関係者が小林さんとの別れの場に集まった。出棺の際には入場曲「THE ROOM PART ONE」が流れ、小林さんは最後の最後まで一流のプロレスラーだった。

 新日本は14日から北海道巡業がスタート。棚橋も全戦に出場していたが、この日は試合がなかったため早朝の便で緊急帰京し私服姿で駆け付けた。「北海道に出る時はもう葬儀とかお通夜に出られないと思ってたんですけど、たまたま今日オフだったので。選手全員は来れませんけど、選手みんな同じ気持ちなので。何とか来れて良かったです」

 レスラーとしても道場の管理人としても尊敬するべき先輩だった。「プロレスラーだなと思うのは、ご病気も若い時からあって、しんどいこともあって、でもそういうのは道場ではひと言も聞いたことないし。いつもニコニコされてて。道場はただ厳しいという場所だったんですけど、そこに新しい小林さん的な価値観を入れてくれたなって」と明かしつつ「嫌いな人いないんじゃないですか。稀有な人ですよね。僕はホメられたことしかなくて。入門して体をホメられて、小林さんにドロップキック教えてもらって『最高最高』って。最速で『最高』をゲットしましたよ」と思い出を振り返った。

 小林さんを見送った棚橋はそのままタクシーで空港に向かい北海道へ。20日には帯広大会に出場する。「故人を思うときは悲しみもあるんですけど、見ていてください、絶対勝ちます、チャンピオンになります、プロレス盛り上げますってエネルギーが沸いてくるので。小林さんが亡くなられたのはとても悲しいですけど、もう一回選手一丸となって、小林さんのエネルギーをもらって明日からまた試合頑張っていきます」と天国の小林さんに誓っていた。