「大混戦セ・リーグの内幕」巨人・菅野を復活させた男 阪神監督後継者問題で候補にまさかの「あの人」

AI要約

巨人、阪神、広島、DeNAまで優勝の可能性を残す大混戦のセ・リーグ。菅野智之の復活、阪神の投手陣苦戦、岡田監督の去就に注目。

阪神は期待外れの投手陣に苦しんでおり、岡田監督の去就も気になる状況。後継者候補には藤川球児や鳥谷敬、今岡真訪が挙がっているが、岡田監督の続投が本線。

阪神OBの新庄剛志監督がサプライズの可能性もあるが、古巣復帰をしない可能性もある。

「大混戦セ・リーグの内幕」巨人・菅野を復活させた男 阪神監督後継者問題で候補にまさかの「あの人」

シーズンの最終盤を迎えても巨人、阪神、広島、DeNAまで優勝の可能性を残す大混戦のセ・リーグ。チームを牽引してきた巨人・菅野智之はなぜ復活できたのか。阪神は「アレンパ」だけでなく指揮官の去就にも注目が集まっている。

前回記事『「大混戦セ・リーグの内幕」不協和音が流れるDeNA すでに白旗?の広島』から続く。

「アレンパ」の期待がかかる阪神。開幕前の優勝予想では本命に推す評論家が圧倒的に多かったが、評判通りの戦い方はできずにいる。

「誤算はやはり投手陣。伊藤将司は、昨季はメジャーのスカウトもその高いゲームメイク能力を評価して注目していたのですが、今季は勤続疲労がたまってオープン戦から調子が上がらないまま。村上頌樹も防御率は悪くないですが6勝9敗と負けが先行。それを才木浩人の飛躍やビーズリーで穴埋めしている。

リリーフ陣も岩崎優や岩貞祐太、加治屋蓮らが昨季のような活躍ができていないのを岡田彰布監督が岡留英貴や富田蓮らでうまくやり繰りして踏ん張っている。

野手も昨季より好調なレギュラークラスは森下翔太くらい。強みだった四球の数も、リーグトップではあるものの昨季からは大きく減らしている」(阪神担当記者)

球団初の快挙は岡田監督の手腕にかかっていそうだが、高齢ということもあってその名将の去就も気になるところだ。

「岡田監督は今度の11月で67歳ですから体力的に大変なのは間違いない。後継者候補は藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(SA)、鳥谷敬氏、今岡真訪打撃コーチなのですが、藤川SAは監督はやりたがっておらず、GMやフロントの方に魅力を感じている。鳥谷氏は『やる気はない』と周囲に漏らしているし、今岡コーチは体調面に不安を抱えている。岡田監督の後ですし、プレッシャーは相当なものになる。

親会社の阪急阪神ホールディングスは宝塚歌劇団の問題でバタバタしていることもありますが、水面下での動きも聞こえてこない。続投が本線なのでしょうが、サプライズがあるなら日本ハムの新庄剛志監督。低迷していたチームを再建し、監督としての評価は一気に高まりましたが、本人は続投だけでなく違う球団で指揮を執る選択肢も考えている。古巣復帰なら話題性も抜群ですが、古株の阪神OBは新庄監督のやり方は嫌がるでしょうね」(遊軍記者)