巨人、笑顔なき「M9」 得点機であと1本出ず 阿部監督「浮かれるのはM1になってから」

AI要約

巨人が勝ち切れない試合でドローとなり、マジック数字9が点灯したものの阿部監督は無表情でコメント。栄冠への道は見えつつも阪神とのゲーム差が1.5と接戦が続く状況。

初回から得点圏に走者を置きながらも決め手を欠き、サヨナラ機も活かせずに終了。岡本和は一つずつ勝利を積み重ねる姿勢を示す。

4年ぶりの栄冠に向け、巨人は11試合の厳しい戦いが残る。勝ち切れない状況ではいつ足をすくわれてもおかしくない。

巨人、笑顔なき「M9」 得点機であと1本出ず 阿部監督「浮かれるのはM1になってから」

巨2-2D(18日、東京ドーム)

負けなかったというより、勝ち切れなかった印象が強い。決め手を欠いた巨人は、延長十二回の末にドロー。優勝へのマジックナンバー「9」を点灯させたが、阿部監督は会見場に現れず。帰り際、報道陣に囲まれると「あってないようなもんだから。浮かれるのは1になってから」と無表情で球場を後にした。

初回に丸の先頭打者アーチで先制後、二、三、六回と得点圏に走者を置きながら、あと1本が出ない。勝ち越された直後の八回は岸田の内野ゴロで泥臭く同点に持ち込んだが、最後は2死三塁でオコエが空振り三振。サヨナラ機を逃した。

4年ぶりの栄冠へ、ようやく道筋は見えたが、2位阪神とのゲーム差は1・5。接戦を勝ち切れなければ、いつ足をすくわれてもおかしくない。残るは11試合。「そういうの(マジック)は意識せずにやりたいです」と岡本和。一つずつ、一つずつ、勝利を積み上げていく。(川峯千尋)