巨人、粘ってマジック点灯 主力救援陣つぎ込む―プロ野球

AI要約

試合終盤までの激しい攻防を経て、巨人が引き分けでマジックナンバーを「9」とする結果に終わった。

グリフィンの好投や主力救援陣の活躍など、チーム全体でリーグ制覇に向け確実な一歩を踏み出した一戦であった。

阿部監督はマジック点灯にもかかわらず油断を許す余地はないとコメントし、厳しい戦いが続くことを認識している。

巨人、粘ってマジック点灯 主力救援陣つぎ込む―プロ野球

 粘って辛くも引き分けに持ち込み、巨人に優勝へのマジックナンバー「9」が点灯した。

 延長十二回、計8投手をつぎ込んで2―2。4年ぶりのリーグ制覇へ着実に前進する、価値ある一戦につなげてみせた。

 先発のグリフィンが6回を3安打1失点に抑える好投。六回に同点のソロを許し、「失投で、振り出しに戻してしまったことが悔しい」と唇をかんだが、役割は十分に果たした。その後も出し惜しみせずに主力救援陣を投入。抑えの大勢を九回に使い、泉、平内、高梨はいずれも3人ずつで切り抜けた。

 阿部監督は試合後、「マジックはついたけど、ついていないようなもの」。悲観するほどの結果ではないが、2位阪神とはわずか1.5ゲーム差。昨季の覇者が肉薄する状況で、気を緩めるわけにはいかない。