「エグい曲がりで非常に厄介」今永昇太のスプリットに米脱帽。メジャー最多11Kで今季14勝目&規定投球回クリアのルーキーを指揮官は激賞!

AI要約

日本人ルーキーの今永昇太がメジャー最多の11奪三振を記録し、14勝目を挙げる快投を見せた。

日本人左腕としての記録に並び、チームは18安打9得点で完勝。日本人ルーキーの活躍に指揮官も高評価を送っている。

今永のスプリットボールのキレや、エースとしての活躍が現地メディアや放送局でも称賛されている。

「エグい曲がりで非常に厄介」今永昇太のスプリットに米脱帽。メジャー最多11Kで今季14勝目&規定投球回クリアのルーキーを指揮官は激賞!

 勢いが止まらない日本人ルーキーに指揮官も激賞だ。

 現地9月16日、シカゴ・カブスの今永昇太が本拠地でのオークランド・アスレティックス戦に先発登板。メジャー自己最多となる11奪三振の好投で6回(99球)を5安打2失点に抑える好投で今季14勝目(3敗)を挙げ、日本人左腕としては2002年の石井一久(ロサンゼルス・ドジャース)に並んだ。

 今永は初回、先頭打者にいきなり右三塁打を許すなど1死一、三塁のピンチを招くが、4番シェイ・ランゲリアーズを遊直、5番ザック・ゲロフを三ゴロに打ち取ってゼロに抑えた。カブス打線は2回までにダンスビー・スワンソンの3ランホームランを含む6得点を挙げ大量リードを奪い、日本人ルーキーを強烈に援護する。

 3回は四球を与え無死一塁とした今永は、2番ブレント・ルーカーに1ストライクからの2球目を完璧に捉えられ2ラン本塁打を浴びたが、失点はこの2点のみ。4回以降は毎回走者を出しながらも追加点を許さない。6回は2つの空振り三振を奪い、二桁奪三振はメジャー3度目。最後はタイラー・ネビンをカウント2-1からアウトコースのシンカーで遊ゴロに打ち取り、防御率は3.03となりナ・リーグ3位に浮上した。

 4回までに毎回得点を挙げたカブスが序盤のリードを守り切り、18安打9得点で完勝。日本人ルーキーに14勝目がついた。

 

 移籍1年目からエースとして躍動し、シーズン規定投球回「162」をクリアした日本人左腕に現地メディアも唸り声を上げている。MLB公式サイトは、今永がタイラー・ソーダーストロムをスプリットで空振り三振に斬って取った場面を投稿。「ショウタ・イマナガが11個目の三振でキャリア最高記録を樹立した!」と綴り、カブスの背番号18を称えた。さらに別の投稿ではキレキレだったスプリットに注目し、「エグい曲がりで、非常に厄介だ」と評している。

 また、米放送局『Fox Sports』も「イマナガが今夜、キャリアハイの11Kをマークした!」と興奮気味に伝えている。

 試合後、クレイグ・カウンセル監督は今永のルーキーイヤーについて「彼が素晴らしいシーズンを送っていることは疑いようがない」と高評価。メジャー1年目ながら主軸として先発ローテーションを守り、チームの勝ち頭となっている日本人左腕のパフォーマンスを絶賛している。

 

構成●THE DIGEST編集部