巨人・阿部監督、「精神力の弱さが露呈」拙守連発の大城卓へその後の姿勢に苦言「あんな打席あったら使いたくなくなる」

AI要約

巨人は中日に6-3で快勝し、連敗を止めた。阿部監督は、吉川の活躍と岡本の決勝ホームランを称賛した。

一方、拙守が目立った大城に厳しい言葉をかけ、精神力の弱さを指摘。指揮官はそのプレーについて苦言を呈し、引き締めるコメントを発表。

大城はミスした後のプレーで不調を露呈し、控えめな戦力としての期待を示唆されている。

巨人・阿部監督、「精神力の弱さが露呈」拙守連発の大城卓へその後の姿勢に苦言「あんな打席あったら使いたくなくなる」

◇15日 巨人6―3中日(東京ドーム)

 中日に快勝し連敗を2で止めた巨人・阿部慎之助監督は、3安打4打点の活躍だった吉川を「素晴らしかった」と語り、決勝本塁打の岡本和についても「ナイスホームランだった」とたたえた。

 一方、「5番・一塁」で起用し、拙守連発となってしまった大城卓には厳しい言葉を向けた。6回途中、先発の菅野に降板を告げにいった時に声をかけていたことを振られると「大城をファーストで使ったのは僕のせいなので、申し訳ないと言って」と明かしつつ、こう続けた。

 「あのミスは、やっちゃったもんはしょうがないんだけど、その後の打席に1回も振らずに帰ってくる。精神力の弱さが露呈しちゃったよね。自分で打って返すぞって、1、2、3で3球振ってくる方がまだいい。そこはちょっと苦言を呈したいと思うね。あんな打席があったら使いたくなくなっちゃうよね。いくら打つっていったって、2割6分のホームラン3本だからね。考えるわ、明日」

 大城卓は1点差になった6回1死二、三塁で板山の一ゴロを処理するとバックホームが高くそれた。ジャンプした小林が何とか取って、タッチアウト。中日・立浪監督のリクエストでも判定が覆らなかったが、かなり危ういプレーではあった。難しいバウンドの一塁送球を捕れないプレーもあったほか、5回2死一塁で福永の一、二塁間へのゴロに動かず(結果は二塁内野安打)、菅野に”おまえの打球じゃないか”とジェスチャーで指摘される場面もあった。

 指揮官も、慣れない一塁を守らせているのは理解しているが、ミスした直後の6回1死からの打席が全球見逃しての三振だったことは、厳しく言わずにはいられなかった。もちろん、大城卓も大事な戦力と期待しているからこその苦言。勝ったから良しとはせず、引き締めるようなコメントを発していた。