鯉将一問一答 広島・新井監督「忘れられないデビュー戦だったと思う」 プロ初登板のD1位・常広がチームの連敗を6で止める
広島がDeNAを10-2で破り、6連敗を止めた。ドラフト1位・常広がプロ初登板で勝利を挙げる。打線は直近11試合で3得点以下が続いていたが、この日は14安打10得点と復調した。
常広は緊張しながらも期待通りのピッチングを見せ、新井監督もその姿勢を称賛。打線も後ろの打者までつなぎ、10得点を挙げた。
2アウトからの得点や好守も際立ち、チーム全体の活躍が試合を有利に進めた。新井監督は勝利をきっかけに残り試合に向けて再び集中する考えを示した。
(セ・リーグ、広島10-2DeNA、23回戦、広島14勝9敗、15日、マツダ)広島は大勝で連敗を6で止めた。ドラフト1位・常広(青学大)は5回7安打1失点でプロ初登板勝利。打線は直近11試合は3得点以下が続いていたが、この日は14安打10得点と打ちまくった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は次の通り。
──常広がプロ初登板先発初勝利
「緊張したと思うんですけど、期待通りのピッチングをしてくれたと思います。打者に向かっていけていた。腕もしっかり振れていましたし。結果を気にせずに腕を振ればいいよ、と言っていたので、その通りのいいピッチングだったと思います」
──途中でトレーナーが駆け付けた
「ちょっと右足ふくらはぎがつりかけているということだった」
──改めて優勝を争うシーズン最終盤に常広を先発に抜てきした価値は
「彼にとっては本当に忘れられないデビュー戦だったと思いますし、どうなっても彼にはプラスしかないと思っていましたし、迷うことなくいってもらいました」
──打線は14安打10得点
「みんなよく振れていましたし、後ろの打者につなぐつなぐという意識がきのうの試合から見えつつあったので、きょうは素晴らしい攻撃をしてくれたと思います。野手のみんなも何とかルーキーに勝ち星をという気持ちだったと思います」
─―2アウトからの得点が目立った
「そうですね。そこも大きかったかなと思います」
──再三の好守がチームを救った
「際どい打球をキク(菊池)にしても、小園にしても、みんなよく守ったと思います」
──勝利をきっかけにする
「残り試合も少ない(16試合)ですし、1試合1試合と思っていますし、また明日がんばりたいと思います」